共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

世界初演

2015年03月26日 19時55分40秒 | 日記
さて、今日は3月26日、明日は横浜の教室の発表会本番当日です。昨年の発表会が5月半ばと、例年に比べてものすごく遅い開催でしたから、一年も経たずに本番を迎えることとなってしまいました。

明日は生徒達にもそれぞれに頑張ってもらうのですが、私もちょっと頑張らなければいけません。一つには私が生徒のピアノ伴奏を弾くので、私がトチったら大変なことになるということ、そしてもう一つには講師演奏の曲が同僚の講師の書き下ろし新作だということなのです。

昨年末にあった発表会の組分け会で、私はいつも金曜日に同じセンターで稼働している男のピアノ科講師と一緒の部になりました。それで、講師演奏をどうしようか…という話になった時に「よければ僕作りましょうか?」という意見が飛び出したのです。

通常ならば何らかクラシックの曲を演奏するところですが、そういった新作がかかるのも面白いと思って、今回はヴィオラとピアノとの曲を作曲してもらうことにしました。そして後日完成したのが、この《ストランド街の休日》という小品です。ストランド街とはイギリス・ロンドンにある通りの名前で、春の暖かい一日の散歩道をイメージして作曲されたということでした。曲調としてはスローなスウィングジャズっぽいお洒落な感じで、春めいてきたこの時期にぴったりな印象です。

ということで、生徒の伴奏もさることながら、こちらの方もトチるわけにはいきません。何てったって世界初演ですし、作曲者本人が私の横でピアノを弾いてるんですから…なかなかのプレッシャーですが、何とか頑張ります。

たまプラーザ駅前の桜並木が二部咲きになっていました。明日は桜の咲いた爽やかな春の空に見合うような世界初演を目指します。
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