冬枯れの山野草売り場でひときわ目をひいた レウェシア に思わず手が伸びた。
寒さ 乾燥にめっぽう強く肥料もあまりいらないという触れ込みだった。
確かに その通りだし花もすばらしい。姿も jokichi 好みだ。赤 白 黄色の三色を一鉢ずつ買ったが4年目の開花を無事に迎えたのはこの鉢だけだった。
高山植物並に 夏越しが難しかった。ロッキー産だというから無理もない。
白 黄色の株に出会ったらまた買い求めるだろう。
岩壁にしがみつくように根を張る小さな草の塊は少し大きくなると雪崩で削り取られて落下する。
そんな塊を拾ってきて水切り籠に入れて5年ほど経過した。
葉っぱだけだった イワカガミ は花を咲かせるようになったし サドスゲ も花穂を増してきた。
自分で品種を選んで植え込む寄せ植えと違って この天然寄せ植えは自然そのものだ。予期せぬ植物が芽を出してくるから毎年春の芽出しの頃は興味津々。
この塊は5年も経過しているからこの先は新たな発芽は期待できないようだ。一番手前に端だけ写っている モミジカラマツ と イワカガミ の間に モウセンゴケ の葉が三枚。
三枚の葉を漏斗状に開いた アオヤギソウ の手前には ヤマツツジ 。後のイネ科は種名不詳。
株の後ろ側には ハクサンオミナエシ も葉を広げている。
拾った時には イワカガミ のちいさい葉が見えただけで ひょっとして コイワカガミ・・・・・
と期待したんだったが5年間でこれだけ変化した。この変化がまた面白い。