エチゴキジムシロ ミツバツチグリ と来るとつぎは ヒメヘビイチゴ の番になります。
前二者より更に小型で華やかさには欠けるが 同じバラ科で花色も同じような色。
陽当たりの良い場所では地面を這って広るが 日陰のここではみんなが立ち上がって咲いていた。花の部分だけを切り取るとバランスがいいようだが この下部には長い茎が続いている。
全草に占める花の割合はずいぶん小さくなる。そのため鉢で育てるには二の足を踏む。
ン十年前のことだが 亡父がどこからか入手してきた ヒメシャガ を池畔に植え付けたことがあった。
花色の濃かったその株は消滅してしまったが 花色だけは脳裏に残っている。
その後 ヒメシャガ の咲く場所を 何ヶ所と無く訪ねたが 脳裏に残るあの色には出会っていない。
今年も ヒメシャガ の季節が巡ってきて そのことを思い出した。脳裏に残る ヒメシャガ はこの 蕾の色のままの花が咲いたのだった。
濃色のものには出会えていないが 白花の株には出会ったことがある。
株分けで増殖し 花仲間に分けて喜ばれたこともあった。実生でも白花を咲かせてくれる。