一雨ごとに増水して流されてしまうような谷川の転石のかげ見慣れない草があった。
高さ5cm程で小さなマットを作っていた。 タニタデ だと先輩から教えてもらった。
花を見たいのでそのうちの一株を採取した。それから5週経過してようやく小さな花をつけた。
写しておこうと池畔の石の上に置いたら いつものように餌をねだる鯉が寄ってきた。
花穂を拡大。タデ科ミズタマソウ属・・・なるほど子房は ミズタマソウ そっくり。
500円で売っていたポット苗を植えてから 6・7年くらい。大きく育っていっぱい花をつけた。
大きくなりすぎて 隣の シロヤマブキ や エゾツリバナ を圧迫している。
来春の芽だしの頃には間引きも必要な程だ。
白花が我が家に来たのは30年も昔のことだが 一度移植している。
現在位置に来てから12年経過した。これも大きくなりすぎたようだ。
足元に植えた イカリソウ も もう少し陽射しが欲しいようだ。
山腹の林道法面は ススキ の穂と 赤い ヤマハギ ですっかり秋景色になっていた。
その中で オトコエシ の白い花がひときわ明るい。
その白い花に誘われたのだろう。ミドリヒョウモン が花から花へと飛び廻っていた。
何故か ミドリヒョウモン は ♂ ばかりだった。
キノコの季節が始まった。 浅草山麓エコミュージアムもいろいろなキノコが顔を出し始めている。
枯木の幹に咲いた花のようなキノコは ハナビラニカワタケ。
大輪のバラ程の大きさに成長するが その前にナメクジなどの餌になってしまう方が多い。
キクラゲの仲間で食用可能だという。
流れのそばの アキノウナギツカミ が伸長期を迎えどんどん背を伸ばしてきた。
先に花をつけた タイリンヤマハッカ はその中に埋もれてしまいそうだ。
太平洋側では葉の形から カメバヒキオコシ 。
日本海側では葉の形は同じだが 花がおおきいので タイリンヤマハッカ と名付けられているという。
だが ハッカ臭はまったくしない。もう少しそれらしいネーミングがほしかった。