17時48分 山の端に陽が沈んだ。もやった西空に光芒が見えた。ちぎれ雲は朱色に輝いた。 老母が畑の一隅に植えている シオン が空の色に染まった。
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越後駒ケ岳 この時期の水場付近の崖の上は 薊 が花盛り。
入山者から 何アザミ ですか? とよく質問される。オニアザミ ですよ と答えている。
根拠は jokichi が参考にしている調査報告書の記載がそうなっているからだ。
でも ジョウシュウオニアザミ と オニアザミ の違いは葉の切れ込み具合の違いらしい。
この程度の切れ込み具合では どっちとも言い難いような気がする。
基準産地は オニアザミ は会津地方 ジョウシュウオニアザミ は至仏山 いずれも近くだ。
中間種の可能性もあるようだ。
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午後3時すぎ 下山途中の山道に ミヤマママコナ が群れて咲いていた。
山道では よく出会う ミヤマママコナ だが jokichi が移動モードになっていて 上手く撮れない。
奥行きのある花なので 三脚を使いたいのだが三脚は小屋に預けっぱなしで下山してきた。
そんな訳で 変な写真なんですがごらんください。
花穂の下から順に咲き登ってくる花。咲いてからの日数で個々の花色は進化しております。
咲初めてから何日目ですか・・・などと聞かれても 花をよく見ていれば即答できる。
水場への道は 小屋の脇に咲いている 終りに近づいた ハンゴンソウ のそばを通って下ってゆく。 半ば近くまで下ると 若々しい ハンゴンソウ が咲いている。 遠く幾重も見える尾根は青く霞んで ハンゴンソウ の黄色い頭花が一段と鮮やかに見える。 足元近くの花のバックは濃緑色の笹の葉。色のコントラストが強く 目が痛いほどだ。
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雪融けの遅かった谷底近くに ミヤマホツツジ が咲き始めた。
この株は jokichi が入山した日にはまだ開花していなかったが三日目には咲き始めた。
ホツツジ との違いは 雌蕊が上向きに曲がっていること。
こちらは 下山途中に咲いていた ホツツジ。
花色の違いは 個体差で ミヤマホツツジ との品種差ではない。ホツツジ にも赤味の強いものがある。
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