20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「母べぇ」

2008年02月11日 | Weblog
 さっそく、観てきました。「母べぇ」を。
 吉永小百合の映画は、北海道の開拓の(タイトルを忘れました)や、従姉妹に「どうしても観たいから」と誘われて(その日は舞台挨拶があって本物の吉永小百合を見ました)渡哲也と共演した映画(これもタイトルを忘れました)を観ましたが、もうがっかり。
 そんなこんながあって、「母べぇ」を、観ようという気持ちがそがれていました。
 
 でも、感動しました。
 吉永小百合への抵抗がはじめて、とけました。
 彼女が原爆の詩の朗読をもう何十年もライフワークで続けているという彼女の生きることへのスタンスを、この映画を観てはじめて納得できました。
 思想犯として投獄されている、夫の生きる姿勢を見つめるひたむきな彼女の瞳を、とても美しいと思いました。
 
 とにかく、ぜひご覧になってください。
 
 泣き虫の私ときたら、映画を見終えて数時間たった今も、まだすっかり目を腫らしたままです。
 
 
コメント (8)
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