作家の友人、高森千穂さんが新刊をご上梓されました。
『風をおいかけて。海へ!』(国土社)
私はひそかに、彼女のことを「児童文学界の西村京太郎」と呼んでいます。
彼女はデビュー作から、ずっと鉄道の時刻表にまつわる謎をテーマに作品を書き続けていらした作家です。
それを拝読すると、彼女がいかに鉄道マニアでいらっしゃるかがよくわかります。
そこを生かして、わくわくするような物語を作り出していらっしゃいます。
そんなふうに、鉄道は高森千穂さんの作家的テーマの大きな鉱脈のひとつだと思っていました。しかし今回の作品は、そこにマウンテンバイクが加わりました。
旅がお好きな高森さんは、鉄道を極められ、今度はどうやらマウンテンバイクに鉱脈を見つけられたようです。
高森さんの作品は、いつもご自分の足で、その場所を辿られるリアリティがあります。
江ノ電と一緒に伴走しながら、たどりついた鎌倉の海。
読みながら、町の空気や、海の匂いまで、こちらに伝わってきます。
物語の醍醐味と、旅の醍醐味。そんな両方を楽しませてくれます。
キャリアウーマンであり、作家である高森さんは、さまざまな鉄道の旅から、今度は自転車の旅の面白さを見つけ出されたようです。
もしかしたら、このまま世界へと旅が広がっていくのではないかしらと、この物語を読みながら予感したのは、私だけでしょうか?
みなさま、ぜひお読みになってみてください。
『風をおいかけて。海へ!』(国土社)
私はひそかに、彼女のことを「児童文学界の西村京太郎」と呼んでいます。
彼女はデビュー作から、ずっと鉄道の時刻表にまつわる謎をテーマに作品を書き続けていらした作家です。
それを拝読すると、彼女がいかに鉄道マニアでいらっしゃるかがよくわかります。
そこを生かして、わくわくするような物語を作り出していらっしゃいます。
そんなふうに、鉄道は高森千穂さんの作家的テーマの大きな鉱脈のひとつだと思っていました。しかし今回の作品は、そこにマウンテンバイクが加わりました。
旅がお好きな高森さんは、鉄道を極められ、今度はどうやらマウンテンバイクに鉱脈を見つけられたようです。
高森さんの作品は、いつもご自分の足で、その場所を辿られるリアリティがあります。
江ノ電と一緒に伴走しながら、たどりついた鎌倉の海。
読みながら、町の空気や、海の匂いまで、こちらに伝わってきます。
物語の醍醐味と、旅の醍醐味。そんな両方を楽しませてくれます。
キャリアウーマンであり、作家である高森さんは、さまざまな鉄道の旅から、今度は自転車の旅の面白さを見つけ出されたようです。
もしかしたら、このまま世界へと旅が広がっていくのではないかしらと、この物語を読みながら予感したのは、私だけでしょうか?
みなさま、ぜひお読みになってみてください。