20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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加賀野菜・五郎島金時

2012年10月07日 | Weblog
          
 
 Facebookのお友だちで福井にお住まいのOさんから、加賀野菜の五郎島金時というさつまいもを送っていただきました。
 加賀野菜なんて、ひびきからして優雅です。
 私は加賀野菜がどんなものなのか、五郎島金時というさつまいもが、どんなお味のものなのか、食べたことがありませんでした。
 さっそくOさんからお送りいただいた(Oさんは福井県の勝山市で、「魚勢・三代目店主」をおやりになっているお料理のプロです。以前国民文化祭で恐竜児童文学賞というのをやったとき、その選考と授賞式に勝山に伺ったとき、お世話になった方です)その金時のさつまいもを、シンプルに焚いてみました。

 やはりOさんからいただいた「じろ飴」というお米からできた甘みと、お水と、チキンブイヨンと、塩少々だけで味つけ、仕上げにゴマを・・・。
「じろ飴」というのは、水飴のように硬くて、どのように使ったらいいか案じていたら、Oさんがお酒を沸騰させて、そこにいれて煮ると、やわらかくなります、と教えてくださいました。
 その通りにしたら、ほんとうにとろとろになりました。
 
 数年前「お仕事ストーリー」の第二弾で、『ただいま、和菓子屋さん修業中!!』(そうえん社)という本を書いたとき、和菓子屋さんが使うお砂糖は高級なものが「和三盆」、普通は「上白糖」「黒砂糖」「白粗目」だということを取材して知りました。
 物語で、主人公がすでに亡くなっている「健康オタク」だった母親との夏の思い出を思いうかべながら「夕映え」という(私のオリジナル)和菓子を作らせるシーンがあります。
 そこに私は、お砂糖ではなく甘味として主人公に、健康にいい「米飴」というのを使わせました。
「じろ飴」はその「米飴」です。
 あのときは、ネットで取り寄せた「米飴」の固さに辟易しながらお菓子を作ってみましたが、お酒で煮れば、こんな気軽に使えるのだと言うことをはじめて知りました。
 もっと早く知っていれば、その作品にメモとして書いておけたのに・・・。

 話がそれましたが、その五郎島金時。
 栗のようにほっこりしていて、おいしかったです。
 口にいれるとほろっと溶けてしまう、上品なおいしさでした。
 いつものさつまいものような黄色い色ではなく、ほのかに白色。(光線の加減で、少し茶色くみえますが、あめ色です)
 加賀野菜をはじめていただきました。
 Oさん、ほんとうにご馳走様でした。
 とってもおいしかったです。
コメント (4)
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