今日は午後から市ヶ谷のくもん出版で、「おはなしエンジェル子ども創作コンクール」の最終選考会が行われます。
今年の応募総数は190編。
すでに日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会の選考委員の10名の皆さんと、くもん出版9名の皆さんにより一次選考委員会が行われていて、そこから二次選考に残った作品を選んでいただいております。
本日は両協会の最終選考委員12名とくもん出版の編集者の皆さんで、入賞作を選んでいきます。
夜は一次選考・最終選考の両協会の選考委員22名と、くもん出版の編集者の方々で恒例の懇親会を開いて下さいます。
毎年、このコンクールには友だちや家族、動物など身近なことを素材にしたお話、夢や空想、未来や過去に旅をするお話、まわりの人や大人に向けたメッセージをこめたお話など、子どもたちの豊かな感性から生み出されたオリジナリティあふれる作品が集まります。
これまでの受賞作の中から、とくに独創性のあるすぐれた9作品がくもん出版より絵本として出版されています
それにしても、子どもの発想力の豊かさ、しなやかさには目を見ひらかされます。
大人ももっと、子どもから学びたいと思いました。
それがとりもなおさず、子どもの視点を獲得するということにつながっていくのですから。
小さい子どもたちの作品の瑞々しさに比べ、高学年になるにしたがって文章は上手になっていくけれど「まとめよう」「上手に書こう」という思いが出過ぎて、おもしろさに欠けてくる作品があります。
中にはおもしろい作品もありましたが。
今回、「新・童話の海」(ポプラ社)でも1次選考に残った作品8編が、そういった魅力のある作品が少なかったことに、残念な思いがしています。
作品を書くこと、書き続けることの難しさを、しみじみ思いました。
「子ども創作コンクール」・・さて、今年はどんな作品が入賞するでしょう。