20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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フェアトレードチョコレート

2013年02月14日 | Weblog
            

 バレンタインデーです。
 どこもかしこもバレンタインデーで溢れています。

 しばらく前までは、私には無縁なセレモニーと、横目で通りすぎていましたが、近ごろはその眼差しが変わってきています。
 だって、この季節にしかお目にかかれないチョコレートのお店が、デパートに一同に介しているのですから。
 おいしそうなチョコレートを、自分が食べるために探すのに、絶好のチャンスです。
 
 ところが、一昨年、宮城にお住まいの作家の友人・堀米薫さんの『チョコレートと青い空』(堀米薫作・小泉るみ子絵・そうえん社)を読んでからは、そこにフェアトレードチョコレートという問題意識が入ってきました。
 フェアトレードとは、途上国の底辺で働く人たちや子どもたちが、貧困から抜け出せるように、直接適正な価格で継続的に商品を取引することを言うそうです。
 ガーナのカカオ生産地域では、家計を助けるため、学校に通えず働く子どもたちがいます。
 カカオ農園ではナタや農薬を扱うため、ケガや病気の危険にさらされています。
 そんな子どもを児童労働から守るため、ガーナでカカオを作る生産者やチョコレートを食べる消費者、チョコレートでビジネスを行う企業をつなぐことで、カカオ生産地での児童労働をなくし、すべての子どもへ質のよい教育を実現することを目指しているそうです。
 それがフェアトレードチョコレートです。
 
 チョコレートの日は、ガーナの子どもたちのことを考える日でもありたいです。
(写真は、フェアトレードチョコレート)
コメント (2)
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