20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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焼しめ繩文甕

2017年09月11日 | Weblog

         

           

           

 昨日、民藝展で、古くからの焼き物、「焼しめ繩文甕」というのを見て、我が家のリビングに、大きな観葉植物を入れている、大きな甕を思い浮かべました。

 ああ、あれは「焼しめ繩文甕」というものだったのだと。

 名前も知らず、もう2〜30年前、当時、渋谷の公園通りにあった北欧家具のお店「ACTUS」で見つけたものです。

 大中小と、三つの甕。

 おしゃれな家具ばかりのお店で、大好きで当時はソファも様々なインテリアも、いつもアクタスで買っていました。

 その中に、こんな土着的なものがあったのです。

 どう見ても、北欧とは関係なさそう甕でしたが、不思議と洋風家具とマッチします。

 

 写真、上のはすごく大きな甕。直径50センチくらいあります。大きな観葉植物を容器のまま、ここに入れています。

 その下は、少しだけ小さい甕。ここにも大きな観葉植物を、そのまま入れています。 

 その下は、さらに小さい甕。これはポトス。ですから葉っぱが下に伸びています。

 写真だと大きさが、同じくらいに見えますが・・、大中小です。

 この素朴さに惹かれ、ずっと大切に使っています。

 

 柳宗悦は、こう語っています。

「ものへの愛は、日々の暮らしに根を下ろさねばならない」

 甕三つ・・・。

 ささやかだけど、民藝運動のその思いを大切に、甕への愛を貫きます(笑)。 

コメント
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