昨日、民藝展で、古くからの焼き物、「焼しめ繩文甕」というのを見て、我が家のリビングに、大きな観葉植物を入れている、大きな甕を思い浮かべました。
ああ、あれは「焼しめ繩文甕」というものだったのだと。
名前も知らず、もう2〜30年前、当時、渋谷の公園通りにあった北欧家具のお店「ACTUS」で見つけたものです。
大中小と、三つの甕。
おしゃれな家具ばかりのお店で、大好きで当時はソファも様々なインテリアも、いつもアクタスで買っていました。
その中に、こんな土着的なものがあったのです。
どう見ても、北欧とは関係なさそう甕でしたが、不思議と洋風家具とマッチします。
写真、上のはすごく大きな甕。直径50センチくらいあります。大きな観葉植物を容器のまま、ここに入れています。
その下は、少しだけ小さい甕。ここにも大きな観葉植物を、そのまま入れています。
その下は、さらに小さい甕。これはポトス。ですから葉っぱが下に伸びています。
写真だと大きさが、同じくらいに見えますが・・、大中小です。
この素朴さに惹かれ、ずっと大切に使っています。
柳宗悦は、こう語っています。
「ものへの愛は、日々の暮らしに根を下ろさねばならない」
甕三つ・・・。
ささやかだけど、民藝運動のその思いを大切に、甕への愛を貫きます(笑)。