20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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大掃除(?)

2022年11月30日 | Weblog
            

            

近所の園芸店には、もうきれいな、シクラメン がたくさん咲いていました。
白いシクラメン は、凛としていて、見ていて、背筋が伸びます。

ジョーロもカラフルで、かわいい。

今年は、障子の張り替えも業者さんにお願いしませんでした。
業者さんが、家に入ると、いろいろめんどくさくて・・・。
2年に一回か、3年に一回でいいかな、と。畳も3〜4年前に床から変えてもらいました。

自分のテリトリーのキッチンは、毎日、お夕食が終わって、ネットフリックスを1時間見ると、すべて磨きます。

玄関のドアや、三和土。そしてトイレは、私が骨折して以来、「屈む」という動作が苦手になり、夫が、毎晩、使い捨てのウエットのお掃除シートで、磨いてくれています。
先日は、トイレの換気扇が汚れているのに気づき、ネットで調べたりしながら、取り外し、きれいに汚れを取ってくれました。

怪我以来、夫が、よく家の仕事をやってくれ、ありがたいことです。

昔は、仕事、仕事で、家族への気遣いも何もしてくれなかった夫。
土曜日は、毎週ゴルフ。早朝、家を出て、夕方遅くに帰ってきます。
60歳くらいのとき、鎖骨骨折をして、治療しても「偽関節」状態。
当時、まだ保険対象外だった、超音波骨折治療器というのをしばらくやっていましたが、とうとうつきませんでした。

手術は嫌だというので、結局、ゴルフができなくなるはめに。
それ以来は土日とも、私に付き合ってくれるようになりましたが。

でも若い頃は、そんな夫に嫌気がさし、何度も、家を飛び出しそうになりました(笑)。
子どもたちの存在が、意識を引き戻してくれましたが。
(今頃、その頃の愚痴を、折りあるごとに、いうので、耳を塞いで逃げます・笑)。

いつも思っているのは、今を生きるのに一番、大切なのは、自分を耕しながら、自分の身の丈を知っていくこと。

この耕すというところが、ミソです。
年齢は否応なく、一年、一年、重ねていきます。

「ポツンと一軒家」と言うテレビ番組を、次のニュースショーを見るために、早めにテレビをつけるとやっています。
山奥の山奥。80代の女性二人が(足腰も弱そうな)足場の悪い、崖を登って、山から流れる水場の上の落ちた、枯れ葉やゴミなどのお掃除にいきます。
お買い物も、20分くらい、山道を歩き、車道に出ると、やっと市営のバスが・・・。
それに2時間乗って、スーパーに、週一回お買い物。

それでも二人のお隣同士の女性たちは、前向きです。
「できるところまでは、自分たちでやる。みんなに迷惑をかけたくないから」と。

こうした壮大な、ノンフィクショの生活を見えると、励まされます。
すごい人たちが、こんなにいるんだ。必死で生きているんだと。
こんなすごい人間の生きる姿を見ると、次のニュースが、いかに軽くて、上っ面な感じに見えることか。

それを見ながら、歳を重ねることをポジティブに捉え、自分を鍛え、相手を思いやる気持ちも高め、人生を深めて行けたら、きっと年齢を重ねることが、もっともっと楽しくなりそうな気がします。
コメント
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