今日はリモートで、総会前の理事会です。
私は、数年前から理事の世代交代を叫んでいて、個々に、お願いしては、力のある作家の方や、翻訳家の方たちに理事になっていただいています。
でも団塊の世代は、長いこと中心になって児童文学者協会を引っ張ってきたという自負があるので、簡単には理事を退きません。
定年制がないので、引き際への自覚が難しいです。
「理事」であっても部長とか委員長でないと、ただ「理事」としての名前だけです。それに何の意味があるのか。
児文協を魅力ある組織にするためには「何が、大事か」
時代にアップデートする大切さを、日々思います。
今回は、その過渡期だと思います。
もうそろそろ60代が中心になり、文学者団体として、若い人たちにも魅力を感じてもらえる児文協にと、思いは同じでしょうが、なかなか難しいです。
世代交代とは、イエール大学の成田悠輔が暴言を吐いた「高齢者は集団自決せよ」という発想とは、全く違います。
団塊の世代と、その上の80代。
その人たちが(私も含め)自らを「時代」にアップデートできるか否かです。
「時代的感性」をきちんと身につけられるかどうかです。
そうでなくては、若い作家たちは児文協に魅力など感じません。
そこをどれだけ自覚的に変革していくか・・・。
後輩には、力のある作家、翻訳家たちがたくさんいます。
でも、理事のメンバーはずっと一緒。
「理事」であっても部長とか委員長でないと、児文協を中心に動かせません。
新しく理事になった人は、2年待たなくては責任者になれないシステムになっています。
理事になったら、すぐに部長になれると言うシステムに変えれば、世代交代も幾分、進むような気がしますが。
さて、今日は私が司会です。