夫が、会社から帰ってくると、頭や首が凝る。
ウオーキングから帰ってくると、足や腰の筋肉が、なんとなく疲れる。
牛込の母が生前「あの子は、病うるさい」とは、いっていましたが。
夫はコロナの前は、ジムに通ってプールで1000メートルくらいを平気で泳いでいたのに、コロナでジムを辞めてから、我流の運動と、ウオーキングだけ。
「プールは、コロナで太ったから、水着になるのが、嫌」と。
クリニックで、毎年、血液検査や、エコーや、胃カメラなど、いろいろ調べていただいているので、病気はありません。
食欲もあるし、よく寝ています。
いわば、これまで生きてきた疲れが、蓄積されたとしか言いようがありません。
20年前の、鎖骨骨折で、完全に骨がくっつかず、偽関節になっているので、それをかばって動いている疲れもありそうです。
それと、メガネの度数が強すぎるということもありそうです。それで目からも疲れがくる。メガネを3個か4個を、いろんな場面で付け替えていますが、一番度数の高い、よく見えるメガネは余計、疲れると。
最近、愛用しているのが、遠近両用です。これが便利そうで曲者。目を上下させる作業は意外に疲労を誘うようです。だから、すごく疲れると。
そして夜になってもうアウトと思うと、一番弱いメガネ。新聞も本もメガネをかけたまま読めるようです。
延々とメガネ談義をするので、私もコンタクトレンズ経験談を話しました。
私は2種類のソフトコンタクトレンズを、眼科で処方していただき使っていました。
遠くまでしっかり見える、1日使い捨て用の、度の強いコンタクト。
ひと月用の、視力の弱いコンタクト。
その両方を、TPOで使い分けていましたが、もうここ数年。
1日用の使い捨ての強いコンタクトをつけて帰ってきた日は、頭痛と、目の疲れで、ぐったりします。
帰宅するとすぐに、洗面所に飛び込んで、コンタクトを外し、メガネに代えていました。
そして、ここ数年は、うんと弱く、パーティなどでは遠くの人のお顔が判明できないくらいの「ひと月用」のを、外出時にもしていたら、全く疲れません。
最初は、見えにくさが気になっていましたが、ひと月もしたら、「もともと、こんなもの」と、脳に視力が指令を出し、納得させてくれます。
「だから、あなたも、しばらくは、この一番弱いメガネにしたら?」
「じゃあ、遠近両方も持っていくから」と。
「その不安感が、結局、相手の顔がよく見えない時、遠近両用を使い、そのまま、使い続け、疲労が取れないということになると思うわよ。こんなの慣れよ。視力0・7くらいあれば、上等。常に1・2くらいないと、不安というのは、ひと月もしたら、慣れで解消できるから」
さて、どうなるでしょう。夫は夫の好みがありますから。
と、思っていたら、なんとなんと、あれ以来、弱いメガネで会社でも平気で通しているようです。
「やっぱり疲れない」と。メガネ原因説も少しは影響していたようです。
でも人間、どんどん高齢になっていきます。それを補完するためには、手当は必須です。
一見、若くは見えますが・・。
仕方なく、先日、マンションの方にばったりお会いした時、
「男性の通える、ジムのように本格的ではないけど、筋肉の鍛えられるような場所をご存知ありません? やっぱりチョコザップかしらね?」
と伺ってみました。
「あそこは、私も見学に行きましたが、お勧めできません」と。
そして、彼女が教えてくれたのが、すぐ近所の「ふれあいセンター」という、徒歩5分の、区の施設です。
何台かのマシーンを自由に使えたり、囲碁や将棋のクラブがあったり、カラオケもできたりする、60歳以上の人は無料で使える施設です。
私が、カーブスに行くのに、いつも通る道にある場所です。
人気があって、抽選に通らないと通えない。
うちのマンションの体操より、ややハードな体操にマンションからもいらしている人もいます。
先日、クリーニング屋さんに行くついでに、夫といってみました。
初めて入った館内を、いろいろご案内いただきました。
夫は、ウオーキングの途中に、いつでも気楽にマシーンを使えるよう、入館カードをいただいてきました。
その帰りに、今度は、「エルフチェックグループ治療院」という、筋肉や骨格の矯正や施術をしてくれる治療院の前に立って、
「ここで、やっていただいたら?」と、いったら、
夫も、このところの肩や腰や足の疲れに、やってもらう気になったようで、中に入っていきました。
ほとんどの人が、国家資格を持っていて、鍼灸もできるらしいです。
院長という人に、やってもらうことになったそうです。
パンフには、健康保険3割の人は初診時には2800円、と書いてありますが、帰宅して、夫が言うには、初診料5000円近くだったそうです。
三ヶ月契約で10万円とか。
でも、夫も、一度、ちゃんと体のメンテナンスをしていただく時期に来ているのかもしれないと、契約してきたそうです。
昨日の土曜日も、ランチから帰ってきて、ひと休みして、行ってきたようです。
腰あたりの歪みが、いろいろに影響しているらしいです。
がっかりしたのは、日々、あんなに歩いていたのに、「足の筋力が落ちている」と言われたらしいです。
それも体の歪みが原因で、足の筋肉も、柔らかい筋肉ではなく、カチカチの悪い筋肉だとか。
これからは、ウオーキングの途中に、セルフでの無料マシーンでの運動を、週2回。
そのエルフチェックグループ治療院というところで治療に、週2回。
土曜日のランチから帰ってきて、午後3時くらいにいったりと、リズムを整えています。
月・金と、毎週、会社へ出ているので、そうした工夫をしながら、通い始めました。
やはり年齢を重ねると、元気でいるためには、こうした体のメンテナンスをしていただいたり、自分で筋肉を鍛えたりしないとダメなようです。
神経痛がひどかった、私の母が、
「生きるというのは、苦の娑婆」
と、口癖のように言っていた言葉を思い出します。
母はカートを押しては、スーパーにお買い物に、さっさと歩いていました。
でも92歳くらいの時、顔に帯状疱疹ができて「失明するといけないから」と入院したら、すぐに車椅子。
やはり歩くだけでは、筋肉はあまりつかないようです。
でも、認知症にもならず、94歳まで、母は頑張ってくれました。
弟夫婦は秩父神社で結婚式をしました。
披露宴で、新郎新婦・入場の時、二人に頼まれて、私がエレクトーンで「結婚行進曲」を弾きました。
そのために、私は当時住んでいた、玉川高島屋でシフォンのグリーンの袖のついた、鮮やかな模様のロングドレスを買いました。
何度か、あのドレス、友人の結婚式などに着ました。
あの頃の母は、まだ60歳になったばかり。父も60代。結婚式に参列してくれた、加藤の両親も50代〜60代に入ったところでした。
でも母は、神経痛がひどくて、歩くのもままならず、秩父神社のちょっとした階段でも姉が抱えるように登っていた姿を思い出します。
私がお産で帰っていた時、母は、年中、マッサージの人に自宅に来てもらって、揉んでもらっていたのを思い出します。
それと比べたら、痛みをおして、生きるために、とっとと歩き出した、晩年の母は・・。
立派でした。
さて、私たちも、筋力をつけて、メンテナンスもしなくてはです。