先日「日曜美術館」で江戸の絵師、曾我蕭白のデフォルメされた力強い絵をみたせいか、公園でとつぜん、日頃見落としていた木のコブに目を惹きつけられました。
なんとも巨大なコブです。
見方によっては、異形の顔のようにも見えます。
まるでアートです。
見れば見るほど、鬼才・蕭白のエキセントリックなほどの大胆さが、ここにも隠されているような気がします。
もっとも現実的に考えれば、木にとっては自然災害などでついた傷がこうしてコブになってしまったわけですが、なんとも元気に、毎年すばらしい白梅を咲かせる梅の木です。
それにしてもこのダイナミックなコブ。そんななにもかもを吹き飛ばしてしまいそうな、迫力があります。
ぼくも蕭白大好きです。
以前、橋本治が芸術新潮で、日本の美の世界を
縄文派と弥生派に分けて評論するという
面白い連載していたときがあります。
もちろん、蕭白は縄文派。
あのダイナミズムとエロチシズムには脱帽です。
それにしても見事な木のこぶ。
サルトルの「嘔吐」思い出しちゃいました(笑)
それは光栄です。
「芸術新潮」の橋本治の評論は読んでいませんが、橋本治もテリトリーが広いですね。
いえ、りょうさんもテリトリーが広いですね。
縄文派と弥生派の分類。なんとなくわかるような気がします。
あのコブからサルトルを思い出すあたり、・・・う~ん、やっぱり、りょうさんはテリトリーが広い!