20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

インフルエンザ予防注射

2010年11月10日 | Weblog
   
 今年も、インフルエンザの予防注射をしてきました。
 2010年~2011年シーズンのインフルエンザワクチンには、新型インフルエンザ(ブタ由来A型H1N1pdm)・季節性A型・季節性B型の3つの抗原が含まれているそうです。
 ですから、一種類のワクチン接種で済むそうです。
 ワクチンをしたあとは30分ほど病院に残り、様子を見るという慎重を期した対応でした。
 
 ついでに、熱はありませんがちょっと風邪気味なので、総合感冒薬のホグス(PL)もいただいてきました。(風邪気味と言っても、予防接種が出来る程度の)
 冬の間は、ホグスがあると安心です。
 風邪かなと思ったら、すぐホグス。
 どこかのコマーシャルみたいですが。
 夫は風邪かなと思ったら、すぐ葛根湯。(市販のを常備しています)
 ひとそれぞれ、嗜好も違うようです。
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『202人の子どもたち』(長田弘 選・中央公論社)

2010年11月09日 | Weblog
   
 ミーハーの私は、新しいお店がオープンすると、必ずチェックしたくなります。
 日曜日、夫とランチを兼ねて、日本橋にできた「コレド室町」へ。
 三越本店の、あのあたりはどこを見回しても三井村です。
 丸の内界隈は、三菱村で。

 さて「コレド室町」。レストランはそれほど魅力を感じませんでしたが、入っているお店が特有で、そこはおもしろかったです。
 たとえば、刃物の「木屋」。かつおぶしの「にんべん」。
 かつおぶしでとったお出汁の、試飲までしています。行列だったので私はしませんでしたが。
 それが、いかにもお江戸日本橋といった風情で、あのコンセプトだけは他と差別化されていて、興味を惹かれました。
 そこの地下に入っていた「タロー書房」という本屋さん。
 あまりお馴染みではありませんが、雰囲気のある本屋さんです。
 大人向けの場所柄か、児童書の少なさにはがっかりしましたが。

 そこで見つけた、この『202人の子どもたち』
 大好きな詩人、長田弘さんが子どもの詩を選んで集めた詩集です。
 立ち読みしていたら、子どもたちの感性にぐっときて、おもわず買ってしまいました。
 作品にいき詰まったとき、ここからやさしい風が吹いてきそうな気がする、そんな詩集です。
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ダンデライオン~遅咲きのタンポポ(松任谷由実)

2010年11月08日 | Weblog
   

 10年ほど前、ユーミンのベストアルバムのCDを買ったことがあります。
 勉強のために。
 買ったときはしばらく聴いていましたが、ここ数年は彼女の感性が時代に対しビミョーに古くなったような気がして聴いていませんでした。

 それをふと、思い出したのです。
 道ばたに、遅咲きのタンポポを見つけた瞬間に。


 夕焼けに小さくなる くせのある歩き方
 ずっと手をふり 続けていたいひと
 風に乗り飛んで来た はかない種のような
 愛はやがて来る 冬を越えてゆく
 きみはダンデライオン
 傷ついた日々は 彼に出逢うための
 そうよ 運命が用意してくれた
 大切なレッスン
 今 素敵なレディになる・・・・

 春ではなく、冬に向かう遅咲きのタンポポを見つけると、ユーミンではありませんが、ついあれこれと感情移入したくなります。
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WORKS(HP)

2010年11月07日 | Weblog
 
 私のホームページのWORKSが、更新できなくなりました。
 
 今後、私の仕事に関しては、折々にblogでご紹介していくだけになります。
 blog以外は、ホームページ関係すべてが、更新できないということです。

 娘がそのあたりの作業のすべてをやってくれているのですが、彼女のパソコンを新しくしたら、すべて作り直さないといけなくなり、この間、それを作り直す作業をずっと続けてくれていました。
 しかし、いざUPしようとしたら、本人ではない人のHPに手をいれるためには、一度、Macを通さないといけないとか、いろいろややこしいことがあって、難しくなってしまったようです。
 ここしばらくずっと、その更新作業のあれこれに取り組んでいてくれていたのですが、娘が「困っちゃった」と。
 それで、私も諦めました。

 私のホームページアドレスを、娘のアドレスに変えるわけにはいきませんので。
 そんなわけで、今後ホームページはすべて現状維持のままになります。
 今後は新着情報やニュースなども、すべてblogのみでの記録とご報告になります。
 残念ですが・・・。

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スカイツリーの夜景

2010年11月06日 | Weblog
   
 先日おでん屋さんで、みんなと飲んでいるとき、親しい編集者の方が「スカイツリーは、もう一部ライトアップしているんですか?」と私に聞いてきました。
「少しだけ・・・」
 そう答えたものの、その映像は頭にかすかに残っているだけでした。

 先日、部屋のあかりを消して寝ようと外を見たら、一部ライトがついているスカイツリーが・・・。
 ふいに、彼の言葉が脳裏をよぎりました。
 あわてて、カメラをかまえると外に出て、パチリ。
 とはいえ、夜景はやはり苦手です。
 風で手ぶれしないように、ベランダの柵に腕をつけて撮したのですが、やはり・・・。
 
 昨晩はそのスカイツリー。日光にある東武ワールドスクエアのミニチュアは、本物より一足早く、本物と同じ色の、江戸紫に染まったそうです。
 本物が,江戸紫に染まったら、その写真もいつか・・・。
 Annさん、わかりずらい写真ですが、少しはイメージできましたか?

 夕べ、夫が帰宅しました。
 この土日は、のんびり過ごします。
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『日本国憲法第9条』(山脇志貴・和光鶴川小学校6年)

2010年11月05日 | Weblog
    
 作家の友人、Tさんから「ぜひ、読んで」といただいたご本です。 
 小学生が憲法第9条に興味を抱き、それについて徹底的に調べ、まとめた本です。
 
 6年2組の担任の先生が「はじめに」でこう書いています。
「この本をきっかけにして、未来を志向していきたい」

 山脇志貴ちゃんは、学校でいった沖縄のひめゆり隊の、集団自決の話や、家族で夏休みにいった原爆ドームから原爆の話。海兵隊としてベトナム戦争に参加したネルソンさんの話。慰安婦問題、強制連行の問題。
 そういった話を、いろいろな人たちから聞く中から、「戦争のない平和な世界にする。そのためには憲法第9条がとても必要だ」という思いに至ったと書いています。
 そこから志貴ちゃんは、憲法第9条に関連するあらゆる事柄を自分の力で調べていきます。

 6年生とは思えない、探求心と、行動力。そして緻密な作業。
 読み進めていくと、そんな志貴ちゃんの熱い思いに大人である私たちが背中をおされるような気持ちになります。
 ほんとうによくここまで調べられたなと、ひとつにひとつに感心しながら読ませていただきました。
 京都の立命館大学まで足を運び、軍隊について学んでいる姿などは、その問題意識の深さにただただ頭をひれ伏したくなります。
 さまざまな方々へのインタビューもとてもおもしろかったです。
 
 それにしても、6年生の女の子が、ひとりでこれほどまでのことをやってしまえる、そのひたむきさに感動しました。
 この本を紹介してくださった友人のTさん、ありがとう。
 そして山脇志貴ちゃん、ありがとう。
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加湿器

2010年11月04日 | Weblog
 
 秋の初めに、目の下あたりの小皺が気になりだしました。
 気になると、処置しないと気のすまない私は、いきつけのお化粧品のお店で、肌具合のチェックをしてもらったり、対処法を教えてもらったりしていました。

 あるとき、飲み会の帰りにそんな話を、作家であり薬膳の専門家であるMさんと、K社の若くてきれいな編集者のHさんに打ち明けました。
「夏のあいだじゅう、毎晩、エアコンのドライをかけっぱなしで寝ていたのが、いけなかったのかしら」と。
 すると、ドライというのは、冷房より冷えすぎたり、むしろあまりよくないというお話をそのとき伺いました。
 どうやら小皺は、そのエアコンのドライのせいみたいです。
 お肌には乾燥は大敵。潤いが大切です。
 それなのに・・・。

 先日、化粧水でパックをしていて、はたと気づきました。
 そういえば今年は、まだ加湿器を出してなかったことを。
 あわてて仕事場に簡易なペットボトル加湿器を、寝室にも加湿器を出しました。
 そのとき、とつぜん、いい考えが浮かびました。
 寝室に置いてあったそれを、チビちゃんたちが来た時用にリビングに移動させ、寝室には簡易なアロマオイルが入れられるリーズナブルな加湿器を買おうと。
 それを、私の寝ている顔のそばに置けばいいのです。
 そうすれば寝ているときも蒸気で肌や髪が潤い、おまけにアロマの香りでリラックスしながら眠れます。
 一石二鳥です。

 思い立ったが吉日。さっそく希望条件を満たすべく加湿器を探しに、近所のイオンに飛んでいきました。
 寄る年波には勝てませんが、この冬は、夏の出来事を反省に、せめてそんなささやかな抵抗を・・・。
 それにしてもベッドルームに買ってきた、きわめてシンプルでチープな加湿器。音もせず、もくもくと蒸気を出してくれます。
 そばに入れたアロマの香りもとてもいいです。
 もう、それだけでとってもしあわせな気持ちがしています。
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Piece

2010年11月03日 | Weblog
  
 今日は11月3日。
 亡くなった義父のお誕生日です。
 11月3日は晴れの特異日で、義父のお誕生日のお祝いに牛込の家を訪ねる日は、いつも晴れていました。
 この日になると、いまでも毎年そんなことを思いだし、また今年もあと2ヶ月でおしまいという焦りを感じたりもします。

 いま、編集者の方とご相談しながら、新企画の作品に取り組んでいます。
 その原稿を、あれやこれやと捻くり回しているところです。
 今年もあと2ヶ月、と頭にたたき込みながら。

 書き手にとっては、この書き始める前の準備の段階が、案外楽しいものなのです。
 まるで、あれこれのグラフティーを寄せ集めていると、ふいにジグソーパズルのピースが、カチっとおさまるみたいな感覚があって。
 そんな、ピースがおさまる瞬間をまだ迎えられず、仕事場の床はいま、本で溢れかえっています。
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富士山と夕日

2010年11月02日 | Weblog
   
 富士山の黒いシルエットの向こうにオレンジ色の夕日が沈んでいきます。 

 昨日は、久しぶりの夕焼けの日暮れでした。
 このところ、冬のように寒い日が続き、体が硬くなっているのか肩凝りがひどいです。
 なので、夕日をながめながら、肩回し運動を。
 ほんとうに運動不足です。
 亀のように、甲羅に首をつっこんだまま、あれこれをやっています。

 それにしてもこの季節。
「秋の日は釣瓶落とし」のことわざが実感できるような夕暮れです。
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『竜の木の約束』(濱野京子・あかね書房)

2010年11月01日 | Weblog
  
 親しい作家、濱野京子さんの新刊です。
 お仕事をしながらなのに、彼女はもう驚異としかいいようがないくらい、次々と新刊を発表し続けています。
 ほんとうにすごいです!

 さて、この『竜の木の約束』、これまた濱野さんらしい問題意識からのテーマ設定です。
 最初、読み始めたときは、性同一性障害がテーマかなと思いましたが、そこはやはり濱野さん。
 そうはストーリーが展開しませんでした。

 女性の生き方の問題が横糸にあり、縦糸は「友だちなんていらない」と思っていた少女がその友だちに翻弄されながらも、きちんとした関係を結んでいく物語になっています。
 家族の問題も出て来ます。
 それらを、濱野京子の確かな筆力で、きちんと描ききっていて、読ませます。
 町を丁寧に描く、という手法もまた、濱野京子さんの特徴かもしれません。
 
 皆さま、どうぞお読みになってください。

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