20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『ゆず ゆず きいろ』(楠章子・ポプラ社)

2010年11月28日 | Weblog
   

 作家の楠章子さんの新刊です。
『はなよめさん』(楠章子・ポプラ社)の続編とも思える一冊です。
 
 お嫁にいった「まいねえちゃん」から届いた段ボールには、ゆずがいっぱい。
 石井勉さんの絵とあわせながら読んでいると、ゆずの香りが部屋いっぱいにひろがるような気がします。
 
 クリスマスパーティを楽しみにしていた「ゆら」は、今年はおじいちゃんの介護でおかあさんが忙しくて、パーティをひらけないことを聞かされます。
 がっかりしている「ゆら」に、なんと、おとうさんがとびきりのプレゼントを!
 
 楠章子さんのあたたかさと、他者への細やかな思いやりが、伝わってくるような一冊です。
 読み終えて気がつくと、とってもゆたかな気持ちになっています。
 今夜は、ゆず湯にでもしましょうか。
 皆さま、ぜひ、お読みになってください。
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