今夜は、仲間うちの読書会「Be-子どもと本」です。
今月のテキストは、『アナザー修学旅行』
作者は昨年、講談社児童文学新人賞を受賞し、それが出版されたのがこの本です。
おもしろいところに目をつけたな。
これがまず、第一印象です。
修学旅行の話なら、どこかにあるかもしれません。
でも、それぞれなんらかの理由で(貧困であったり、怪我をしていたり・・・)修学旅行に行けなかった子どもたちが、ひとつの教室に集められ、自習をするところからはじまる数日間のお話なんて、いままでなかったな、と。
クラスも違うし、話したこともなかった6人の子どもたちがいつの間にか、ゆるやかにコミットしていきます。
現代をおもいきりつかまえながら、この新人作家の筆は潔いです。
とにかく、おもしろい!
年明けからの、新人賞レースを騒がすこと、受け合いです。
さて、今夜はどんな議論になるでしょう。
勉強会の一時間前から、有志で作品合評会があるそうです。
ほんとうにBe のお仲間たちは、あきれるくらい書くことにひたむきです。
そのひたむきさに突き動かされ、励まされ、私も今夜、一時間前から参加します。