数年前、パリの小さな教会で買ったイコン。
イコンというのは、木にキリストの絵の書かれた「聖像」と呼ばれるものです。
12月が近づくこの季節になると、イコンを手にしたくなります。
キリストにシンパシーを感じるのは、単にお誕生日が同じ日ということだけ・・・。
イコンは観音扉(?)を閉じることもできます。
いつだったか、仲よしの画家、Fさんに大きなイコンを見せていただいたことがあります。
彼も、ヨーロッパの教会で買ったと話していました。
日本でいえば、仏教絵画のようなものでしょうか。
私は仏教絵画では曼荼羅に惹かれます。
明らかに、藤原新也の『西蔵(チベット)放浪 上・下』(朝日文庫)の影響ですが・・・。
イコンの神秘的なうつくしさを眺めていると、12月の足音が聞こえてくるようです。