20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

パン屋さん 

2018年01月21日 | Weblog

           

         

 日曜日はグリーンスムージーを作るのをやめ、好みのパンと、卵料理と、サラダと、グレープフルーツとヨーグルトの、定番ブレックファーストです。

 ですから、前日には、好みのパンを買ってきます。

 おいしいパン屋さんがたくさんあるので、迷いつつ、「今回は当たり」「今回はハズレ」などと話しながら、日曜日の朝食を楽しんでいます。

 でも夫はいつも、この写真のお店で買いたがります

 パリのパン屋さんです。

 私は、ここのパンは苦手です。

 もう一つ、夫が好きなパン屋さんが、軽井沢が本店のパン屋さん。

 私はここも苦手。パンの密度が濃すぎて重いのです。

 

 要するにパンの好みが、まったく違うのです。

 それぞれで好きなパンを買ってくるのが、一番平和的なのですが、面倒なので、つい同じところで買ってしまいます。

 そうすると、日曜日の食卓には、微妙に違和感が漂います。

 付けっ放しのテレビのニュースを見ながら、「おいしくない」とか、「おいしい」とか、価値観の違った意見が交わされるのです。

 原因は、本格的なパンに関しては、パン好きの僕に任せてという夫の姿勢にあるのだと思います。

 私はさほどパン好きではないから、本格的なパンの味がわからないという・・・。

 

 まあ、それはいいとして、好みを押し付けられて「どうだ。おいしいだろう」と言われるのは、どうも・・・。

 だって、ちっともおいしくないんだもん。

 (このblog、夫も見ていますが、寛大な人なので、こんなことを書いても、きっと怒りません)(笑)。

 月曜日から土曜日までは、グリーンスムージーとグレープフルーツとヨーグルト、全粒粉の食パンを半分づつトースターで焼いて、蜂蜜をつけて食べています。

 ですから、日曜日のおいしいパン選びには、それぞれ、それなりの楽しみがあります。

 

 ところが、一軒だけ、二人とも「おいしい」と共感し合うパン屋さんがあります。

 近所の小さなスーパーの中にある、有名店でもなんでもない、町の小さなパン屋さんのパンです。

 お昼ご飯を何にしたらいいか、わからない時、ジムの帰りなどに、時々買ってくるので、これを日曜日の、パンの日の儀式用にするわけにはいかないというような思い込みが、夫も私もあるのだと思います。

 

 だって、日本橋や銀座には、ソフィスティケイトされた、おいしいパン屋さんがいっぱいあるんですから。

 それを貪欲に見つけ出すのも、パン好きの喜びの一つらしいですから・・・(笑)。

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ゴイサギ

2018年01月20日 | Weblog

      

 太々しい風体をしたゴイサギが、お買い物の公園にやってきています。

 のどかに水辺で遊んでいたカモたちも姿を隠しています。

 

 ゴイサギは、寒そうに首を縮め、目だけでギョロッとどこかを見ます。

 その姿が、大悪人のようで、なんだかカッコいいです。

 どう思ったって、お前の勝手だ!

 オレ様は、オレ様だと、言わんばかりに。

 

 でもカメラを構えて、じっと見ていると、なんだか足がすらっとしています。

 すごく、細くて長い。

 え? なんだ。もしかしたら、単なるナルシスト?

 寒い季節に、こんな空想を巡らせながら、お買い物に歩く時間は、なかなか楽しいです。

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小正月も終え・・・。

2018年01月19日 | Weblog

          

 この鼠志野、なんとも惹かれる色合いです。

 blogネタ切れなので、以前、写してきた写真を・・・。

 

 鼠志野の、市松のお皿。

 大好きです。

 色合いは落ち着いているのに、華やぎを感じます。

          

 もう一つは、木彫りの干支のお人形。

 そろそろお正月気分はおしまいです。この艶やかさは、お正月の期間だけの展示です。

 今は、小正月も終え、売り場はバレンタイン一色です。

 

 先日、カルディで豆まきの豆を探したのに、ありません。

 チョコレートばかりです。

 私にとっては、この年を分ける、立春の豆まき。

 とても、大切にしているのですが・・・・。

   暦の上では、 2018年は、二十四節気のこの立春から始まるのですから。

 

「年のうちに 春は来にけり 一年(ひととせ)を 去年(こぞ)とやいはむ 今年とはいはむ」  在原元方

 

 昔の人の感受性は、ほんとうにすごいです。

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温かいお茶

2018年01月18日 | Weblog

       

 宇治茶。

 

                    

   ルイボスティ。

 

 こうしたチープ(IKEAで300円くらい)な、ガラスのカップにお茶を入れると、お茶の色まで楽しめます。

 早くシャッターを切らないと、レンズが湯気で曇ってしまいます。

 

 お風邪をひいている人が多いです。

 昨日の読書会、向こう側に座っていらした全員が、大きなマスクを!

 いろんなお茶を楽しみながら、水分を取りましょう。

 乾燥もしていますしね。

 皆さん、お大事に。

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『砂上』(桜木紫乃作・角川書店)

2018年01月17日 | Weblog

                   

 今夜は、神楽坂の児文協の事務所で、隔月に友人たちと行っている読書会です。

 今回のテキストは『砂上』(桜木紫乃作・角川書店)。

 直木賞作家の、桜木紫乃の作品を初めて読みました。

 

 新人賞に応募しては最終までは残るが、その先までは行かないという、北海道に住む書き手の物語。

 作品を書くとはどういうことか・・・。

 折々に挟まれる編集者の鋭く冷徹な言葉に、こちらも胸が痛くなります。

 冷徹ではあっても、本質を突いています。

 ヒリヒリと胸に迫ってくる、書くことの本質。

 逃げずに書いている、桜木紫乃という作家のすごさをみた思いがしました。

 作家にとってのリアルな現実も描写されていて面白いです。

 

 今日は読書会の前に、3時から同じく事務所で「子どもと読書の委員会」の委員会があります。

 議題は、ゴールデンウイークに行われる、上野の森親子ブックフェスタの件です。

 今年は日本児童文学者協会は、5月3日の初日が担当です。

 初日が一番、人出も多いらしいです。

 今年も、会員の皆さんによるサインセールや、読み聞かせ、絵本ライブ、ビブリオバトルなど、盛り沢山です。

 読み語りなどに参加希望の方は、早めに児文協事務局までお知らせください。

 詳細は、このBLOGの左横にある、ブックマークの「児文協ホームページ」をクリックしてご覧くださってお申し込みください。

 http://jibunkyo.main.jp/index.php/event/archives/28 

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南方熊楠生誕150周年記念企画展

2018年01月16日 | Weblog

           

 上野の国立科学博物館に、久しぶりに行きました。

 国立科学博物館は、すごくおもしろくて(小学生の、科学少年たちが、iPadを持って、うろうろしていたり、海外の人たちもぞろぞろ)一番の目的が、blogの3日目になってしまいました。

「100年早かった智の人」というキャッチフレーズの「南方熊楠」の企画展です。

 

 南方熊楠は、森羅万象を探求した研究者で有名です。

 熊楠は東京帝国大学の、現在の教養学部に進学。菌類標本など、植物学的な学問へ憧れを持ちます。

 アメリカ、ロンドンと留学し、野外の採集に明け暮れ、また図書館にこもり、民俗学や自然科学などの知識を吸収して行きます。

 帰国後、紀伊半島南部の、那智に住み、収集に明け暮れます。

 

 昨年、私は「ファーブル」の伝記を書きましたが、ファーブルの収集への情熱を思い起こさせるような生活でした。

 

 彼が使った顕微鏡なども展示してあり、菌類の研究者としての姿が想像できる展示です。

 神社合祀への反対運動も、森林伐採が生物の絶滅を招き、文化や精神世界にまで影響を与えるという、いわゆる「南方二書」として、環境を守る大切さを訴えています。

 

 小学校高学年くらいの少年たちが、夢中になってキャプションを読んだり、それをiPadに写したりしています。

 彼が作った「菌類図鑑」はもちろん、自然史にとどまらず、人文系の分野にまで及んだ、その活動、智の構造を知ろうと、熱心に勉強している彼らの姿も、とても興味深かったです。

 

「熊楠の頭をのぞく旅」

 まさに、そんな小さな旅を体感した、ひと時でした。 

             

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国立科学博物館・フーコーの振り子

2018年01月15日 | Weblog

            

 上野の科学博物館に久しぶりに行ったら、すっかり虜に・・・・。

 写真は「フーコーの振り子」

 ちなみに、「フーコーの振り子」とは、この振り子の振れる方向は、時計回りに少しずつ変化し、周囲のピンを倒していくのだそうです。

 ほんとうには、振り子は、同じ方向に振れているらしいのですが、地球が自転しているため地上から見ると向きが変わって見えるのだといいます。

 それを発見したのが、フランスの物理学者レオン・フーコー。そこから、この振り子を「フーコーの振り子」というそうです。

 

  ポスト・モダンが流行った時代、『薔薇の名前』や『フーコーの振り子』(ウンベルト・エーコー)などが、多くの読者に読まれたことがあります。

 かくいう私も、その一人でしたが。

 またドゥルーズや、ガタリといった哲学者の書物が流行り、批評家たちはこぞってポスト・モダン的な思考を深めていきました。

 「フーコーの振り子」を見ると、その時代を思い出します。

 

            

 出口にある、原寸大のクジラ。

             

 あんまりかっこいいので、私もクジラと一緒に・・・・。めずらしく地味な色合いの服装です。年相応とも言います(笑)。

 明日は、なぜ、上野の科学博物館に行ったか、その目的について書きます。

 (え?、ずいぶん引っ張ってるって? うふふ。とにかく寒いです! それにいつもblogネタ切れなので(笑)お許しください)。

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オオカミ

2018年01月14日 | Weblog

        

 昨日の土曜日。

 上野の国立博物館に行きました。

 その目的については、また後日。

 

 そこで、なんと、オオカミなどを見てきました。 

 上は、大陸オオカミ。

 今はオオカミはもういませんが、昔、秩父の山奥にある、三峰神社のあたりにはオオカミがたくさんいて、オオカミは「大神」と呼ばれうやまられていました。

 私もオオカミを見たことはありませんでしたが、思いがけず、上野の科学博物館で見ることができました。

 鋭い牙で、迫力があります。

 この展示では、オオカミは犬の祖先ということで、あらゆる種類の犬などの、剥製が展示されていました。

        

 これは、コヨーテ。

 アメリカの中西部の、赤い土の山に日が暮れていきます。

 黒いシルエットになった山の上から、コヨーテの鳴き声が聞こえてきます。

 そんな体験をしたことがあります。

 でもコヨーテって、こんな小さな動物だったのですね。

        

 秋田犬。

 さすがの面構えです。

        

 他にも、可愛い犬のオンパレード。

 科学博物館は、子どもたちや、外人に大人気です。

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東京タワー生誕60年

2018年01月13日 | Weblog

          

 ちょっとピンボケです。

 ベランダで、震えながら撮りました。

 

 日本の高度経済成長とともに、建てられた東京タワーが、今年で生誕60年だそうです。

 黄金いろに輝いています。

 

 西岸良平の漫画、「三丁目の夕日」などを見ると、昭和30年代の東京にとって、この東京タワーは高度成長の大きなシンボルだったということを教えてくれます。

 このマンションにお引越ししてきたとき、初めて見えたのが東京タワーの夜景。

 それからスカイツリーがたち、現在は、高度成長時代より株価は上がっているようですが、庶民の生活にその実感はなさそうです。

 あれから60年。高度経済成長の時代の、時代性のディテールはまったく覚えておりませんが、「希望」が存在した時代だったことは「三丁目の夕日」を読むとわかります。

 希望が持てる時代。

 なんだかテレビやメディアも、近頃は政治的なものより、お相撲とかほかのことばかりに目を奪われているような気がします。

 時代ときちっと向き合う状況を作って欲しいものです。

 希望を語れる社会になって欲しいものです。

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デザインコレクション

2018年01月12日 | Weblog

          

          

          

 新春、第一弾のデザインコレクションは、木工彫刻。

  どれもリアリティがあって、ステキです。

 

 昨日は鏡開き。

 うちは大きな鏡餅を飾っていなかったので、普通のお餅で、お昼にはお汁粉を作りました。

 それにしても、「鏡開き」とはステキです。

「鏡割り」ではなく「鏡開き」、言葉一つで、こんなにイメージが変わります。

 

 2018年。

 なにごとも、ポジティブに見つめて歩いていきたいです。

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