今夜は、神楽坂の児文協の事務所で、隔月に友人たちと行っている読書会です。
今回のテキストは『砂上』(桜木紫乃作・角川書店)。
直木賞作家の、桜木紫乃の作品を初めて読みました。
新人賞に応募しては最終までは残るが、その先までは行かないという、北海道に住む書き手の物語。
作品を書くとはどういうことか・・・。
折々に挟まれる編集者の鋭く冷徹な言葉に、こちらも胸が痛くなります。
冷徹ではあっても、本質を突いています。
ヒリヒリと胸に迫ってくる、書くことの本質。
逃げずに書いている、桜木紫乃という作家のすごさをみた思いがしました。
作家にとってのリアルな現実も描写されていて面白いです。
今日は読書会の前に、3時から同じく事務所で「子どもと読書の委員会」の委員会があります。
議題は、ゴールデンウイークに行われる、上野の森親子ブックフェスタの件です。
今年は日本児童文学者協会は、5月3日の初日が担当です。
初日が一番、人出も多いらしいです。
今年も、会員の皆さんによるサインセールや、読み聞かせ、絵本ライブ、ビブリオバトルなど、盛り沢山です。
読み語りなどに参加希望の方は、早めに児文協事務局までお知らせください。
詳細は、このBLOGの左横にある、ブックマークの「児文協ホームページ」をクリックしてご覧くださってお申し込みください。
http://jibunkyo.main.jp/index.php/event/archives/28