20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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大行列を並んだ日。

2018年01月08日 | Weblog

        

        

 土曜日に、三越本店にお買い物があって行きました。

 夫が「今日のランチは、金子半之助の天丼にしよう」と、突然、言い出しました。

 コレド室町で、小さな天丼は何度か食べたことがありますが、本店で食べたことはありません。

 金子半之助は、大行列で有名な天丼屋さんです。

 

 さて、意を決し、日本橋室町の裏通りを歩いて行きました。

 11時半に着いたのに、すでに大行列!

「せっかくだから、一度は経験してみよう」と、行列嫌いの夫が、やけに前向きです。

 寒風吹きすさぶ中、待つこと一時間。

 やっと入れました。

 その天丼の大きいこと。これで980円です。

 銀座の「ひさご」や、「天一」の天丼の、半額以下です。

 30センチくらいある、アナゴの天ぷらも入っている、江戸前天丼です。

 先日、年に一度の大学のクラス会を、浅草の有名な天ぷら屋さんでやったそうですが、金子半之助の方が数段もおいしいと言っていました。

 大行列が頷けます。

 でも、あまりのボリュームに、「これは、若い人向けの天丼屋だ」と、夫。

 とても美味しかったですが、食べきれず、半分、残してしまいました。

          

          

 

 ここからなら、と。そのあと行ったのが、小網神社。

 ところが、ここも大行列。

 並んでいる人に伺ったら、七福神めぐりの人たちだとか。

 人形町界隈には、たくさんの七福神めぐりの神社があります。

 お参りするのを諦めて、お札だけ買おうと、3〜4人並んでいたお札の列に入ったら、なんと銭洗い弁天で、お金も洗えました。

 横から、お参りもできました。

 神社関係者の方が、「洗ったお金は使っちゃダメですよ」と(笑)。

 夫は1万円札を、私は5千円札を洗いました。

          

 せっかく、人形町にきたのだから、「甘酒横丁にある、名物のたい焼き屋さんに行きたい!」と私が言ったら、「出た!甘党」という顔で、私をみると、夫は「ここで待ってる」と。

 人形町は、若い女性たちで溢れています。

 七福神巡りの年配の人たちは、たい焼きなど、目もくれず、通り過ぎて行きます。

 どうやら東野圭吾ファンが、作品巡礼で、人形町のあれこれのお店を回っているようです。

 そして、このたい焼き屋さんも、その一つ。

 ここでも冷たい風に吹かれながら、40分ほど並び、2個買いました。

 

 帰りに、「たい焼きを待つ時間だけ、余分だったね」と、夫に言われました。

 40分も並ぶほどの価値が、あったのかと・・・。

 四谷三丁目の、ポプラ社近くのたい焼き屋さんの方が、おいしかったかもしれません(笑)。

 昨年、打ち合わせの帰りなどに2度ほど買いましたが、行列だったことは一度もありませんし。

 

 また人形町のあちこちにある神社周辺では、七福神巡りのツアーに参加している年配の人たちが、ぞろぞろと七福神めぐりをしていました。

 みなさん、すべての神社の、あの行列に、我慢強く並んでいるのですから、そのパワーと根性には頭が下がります。

 一方、若い女性たちは、東野圭吾の作品巡礼。

 どちらも大行列を「我慢我慢」という共通点を抱き、並んでいます。

 人形町は、奥の深い街です。

 

 思い出しても、あの冷たい風が体を吹き抜けていきます。

 足のふくらはぎは寒さで硬直し、慌てて常時バッグに入れている「芍薬甘草湯」を飲んだくらいです。

 小網神社には、興味を持ちましたが、他はもう・・・。

 2つの大行列を並んだ、土曜日の思い出話です(笑)。

 もう、並びたくない。

コメント (2)
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