いつのまにかキンモクセイの香りが漂う季節になりました
なんだかんだといっても、確実に秋は深まっていますね
さて、お彼岸の連休
奈良へ行ってきました
2日間、4つのお寺をゆっくり散策
今回、その中でいちばん印象に残ったのは
個人的にゆかりのある當麻寺や、超メジャーな長谷寺や室生寺を押しのけて
意外にも...(と書いたら叱られますが)、初めて訪れた浄瑠璃寺
秋の旅ごころにピッタリとハマりました
ついでながら...
奈良と書きましたが、正確には京都府木津川市
ですが、奈良市内から車だとすぐ
さらにガイドブック各社も大和路に分類していることから
自分的には奈良のお寺と認識しています
こじんまりとした本堂の中
入るや否や、目に入る9体の阿弥陀如来に圧倒されます
本堂の正面に並ぶ障子が見えますが
開放されると、9体の阿弥陀如来さまのお姿が
四季折々の木々や花、それを映す池越しに
拝めるという、ありがたい「しかけ」
そもそも、この浄瑠璃寺のいわれは
浄土のひとつ「瑠璃光浄土」にちなんだもので (・・・浄土はひとつではないそうです)
このお寺自体、浄土をイメージして作られているようです
なにやら、話がむずかしくなりましたが
そんなことを知らなくても
お庭としても充分に楽しめる古刹ですから
お寺に興味のない方でも安心してお出かけください
浄土信仰が生まれた平安末期
この浄瑠璃寺は創建されました
法隆寺や東大寺、興福寺、薬師寺など、飛鳥・天平時代の寺に比べて
時代背景はもちろん創建主旨も違うのですが
奈良を代表する大伽藍にはない、こころ休まる雰囲気がここにはありました
四季折々、たとえ冬であっても楽しめる...☆☆☆(超オススメです)