秋雨前線という言葉があるくらいだから、
9月は雨が多いことは当然承知しているわけだが、
今年ほど天候に恵まれない秋の始まりは珍しいのではないか。
夏から秋へと季節が変わる様子を、ひと雨ひと雨ごとに秋が深まると言う。
「秋が深まる」というのは、
過ごしやすさだけではなく、
食べ物にしても、目に入る色彩にしても、
とりわけ情緒豊かな季節の到来を待ちわびる表現だと思うが、
これだけ雨が続くと、せっかくの気分も台無しとなり残念だ。
さて、8月の終わりの奥琵琶湖。
多少だが、季節移ろいの情緒を感じたこと風景がある。
前日からの雨が朝にはあがったものの、
雲が切れはじめたのはかなり陽が傾いてから。
暑さも和らぎ、竹生島にかかる空の色と深い青に染まりはじめた湖面に秋を感じた次第。
1970年代の初めの洋楽シーン。
美しいメロディや愛をテーマにした歌詞を特長とした
ソフトロックなる音楽ジャンルが台頭したが、
印象に残るバンドのひとつがブレッド。
邦題は「愛の別れ道」。
Bread Baby I'm-A Want You
「9」のつく日は空倶楽部の日