「9」のつく日は空倶楽部の日。
空倶楽部開設9周年おめでとうございます。
この有意義な集まりを企画された、かず某さん、chacha○さんに心からお礼申し上げます。
富山県高岡市雨晴海岸。
Sony α99 F2.8G/70-200㎜ (f/11,1/50sec , ISO100)
標高差は4000m──。
富山の自然、そして、その恵みが生み出す海の幸を表わす言葉として、よく聞く話である。
標高3000mを超える山々が連なる北アルプス立山連峰。
冬、そこへ日本海で湿気を帯びた風がぶつかり、雪を降らす。
春に雪解け水が急峻な山岳を下り、深さ1000mの富山湾に注ぎ込む。
その水は山の栄養分を海へと運び、富山湾はカニやエビなど海の幸の天然の生け簀となる。
その標高差を、「なるほど!」と納得させるのが、
雨晴海岸から富山湾越しに北アルプスを望む風景だと思う。
春が近づくにつれて、しだいに海も穏やかになり、
雪をたたえ、壁のようにそびえる立山連峰もくっきりと現れることが多くなる。
奇跡の風景の撮影シーズンがいよいよ始まった。
夏の歌なんだろうな...と思いつつ、
自分にとっては、春の訪れとともに思い出す曲。
Bertie Higgins - "Key Largo"
さて、本日は空倶楽部7周年を記念して、
これまでの一年間に投稿した空写真の中から、
自選の一枚を掲載することになっている。
なんとなく、おこがましさを感じながら選んだのが...
Sony α99 Planar 50㎜ (f/2 , 1/80sec , ISO100)
夏、金沢のひがし茶屋街で出会った空で、
激しい夕立の後、秋の訪れを予感させる夕空が広がったことを覚えている。