Sony α7R3 FE2.8 16-35 GM (17㎜ ,f/5.6,1/800sec,ISO100)
穏やかな気持ちで風景に向かうとき
必ずと言っていいほど頭の中でイメージする音楽がある。
スタンリー・マイヤーズ作曲による「カヴァティーナ」で
タイトルは「抒情的な旋律を表現の主体とする小品」を意味する音楽形式のことらしい。
じゅうぶんに納得のいくところである。
カヴァティーナを知ったのは40年以上も前のこと。
学生時代に都内の名画座で観た映画「ディア・ハンター」の主題曲としてだった。
ベトナム戦争に徴兵された若者たちを描く
ロバート・デ・ニーロ主演による映画だったが
その凄惨な内容とは対照的な美しい主題曲が長く心に残った。
もうずいぶんと前の話になるが
別のブログでディアハンターのことを書いたことがあって
その時、同年代のある女性がこんな感想を投稿してくださった。
ディアハンターを観終わった後、
感情のやり場がなくなって、
そのままトイレへ駈け込んで号泣したというのだ。
それ以上のことは書かれていなかったが
なんとなくその気持ちがわかるような気がした。
哀しかったわけではない。ましてや感激があったわけでもない。
はけ口のない激しいやるせなさが彼女の心を大きく動かしたと思ったからだ。
しかし同じやるせなさを感じながらも自分の心はそこまでは動かなかった。
いや、動こうとする瞬間に留まった。
やり場のない感情を唯一消化させてくれたのが
カヴァティーナの美しいメロディだったのだ。
そして、それ以来。
穏やかな気持ちでいたいと願うとき
さらにまた、美しい風景に出会ったとき
どこからかカヴァティーナのメロディが流れてくるのである。
それよりも増して、画像の素晴らしさに見入ってしまいました
感動の風景に出会う事はあるのに、もっと真摯な向き合い方をすべき・・・
と痛感し、参考になりました
ありがとうございます
長年のお友達がある日、大きな病気で去ってしまい、その人への鎮魂と自分の悲しみを癒したいからと語っていました。
ディア・ハンターとカヴァティーナは知ってい(見た)ましたが、バラバラに覚えていたのです。この映画のと知って、なるほどおと腑に落ち増した。
穏やかでゆっくりとしたメロディですが、みんなの心を癒す大きな力を秘めているのですね。
Little harborさんこそ「めぐり逢い」ご紹介ありがとうございます。
すてきな曲ですね。
そして、スライドショーの花たち。
どれも可憐で「らしさ」を感じました。
すでに被写体と真摯に向き合っていらっしゃると思いますよ。
ディアハンター、ご覧になったのですね。
ベトナム戦争の狂気、そして退役後にロシアンルーレットに興じる親友。
異常とも思える人間心理に息苦しくなりました。
ある意味こころに鋭く刺さった映画でもう一度観ることはちゅうちょしてしまいます。
いくらカヴァティーナでその気持ちが消化されたとしてもです。
それほど衝撃的だったことを今でも覚えています。
語られた映画のことは存じませんでしたが
聞かせて戴いた音は
なんとも「心に沁みる音色」でした(*^_^*)
いよいよ九月ですね
まだまだ残暑が続きそうですが
徐々に秋めく風景を楽しみつつ日々を重ねていきましょう★
美しいです。
ディアハンター…この映画は知らなかったけど
この曲は聞き覚えがあります。
日差しも風もすっかり秋めいてきました。
やっぱり秋は炎熱に隠れてやってきているのだな、と
感じた次第です。
琵琶湖、海、山...
行きたいところばかりです。
秋、海の夕暮れはなんとなく物悲しいですね。
いつも同じ海ばかりなので
今年はすこし遠出してみようかなとも思っています。
FBC(福井放送)の放送終了時の曲で、転勤族のスタートを切った頃のFBC(福井放送)の放送終了の時に流れていた曲です。
そのうちに「オールナイト・ニッポン」をネットするようになって、24時間放送化されて仕舞い、この曲も聴けなくなって仕舞いました。
jさんは、その頃はTOKIOでしたか?
この曲の名前を特定出来て、私のブログのBGMリンクに時々登場するようになったのは、つい最近の事でした。
お写真とタイトル、音楽がバッチリ
決まりましたね~!!!カッコいいです!
いつもながら フォトエッセイとしての
それぞれの完成度の高さを見せつけられました。(笑)
こちらで紹介されている楽曲は メロディーは
耳馴染みであっても 題名を知らなかったものも
多く、毎回嬉しい気づきを頂いています。
(仕事柄 それではダメなんだけど… 汗)