御嶽山の紅葉を訪ねて（１）

紅葉を求めて信州へ行って来ました。どこに行こうかと、いろいろ迷ったのですが、少しだけ山歩きもしたかったので御嶽山にしました。頂上付近の紅葉は終わっているのは知っていましたが、八合目あたりの紅葉に期待して出かけました。（八合目付近の紅葉）


御嶽山はご存知のように３年前の9月27日に噴火して多くの犠牲者を出しました。実は私も、噴火の翌日の28日に紅葉登山に出かける予定でした。一日違っていたらと考えると、決して他人事とは思えません。そんなこともあり、気になっていた御嶽山にやっと登ることができました。今回は、登山というよりは紅葉が目的でしたが、犠牲になった方々の慰霊もできればと考えていました。（八合目から見上げる御嶽山）


御嶽山のありがたいのは、ロープウェイがあることです。（八方尾根もロープウェイがあるから大好きです。）ロープウェイ乗り場のある鹿ノ瀬駅は五合目になるのでしょうか。もう色づきが始まっていました。（鹿ノ背から見る御嶽山）


鹿ノ瀬駅には花壇があって楽しませてくれるのですが、今回は山の紅葉を見ることが目的なのでチラッと見たら、ロープウェイに乗り込みます。


この日は始発が8時30分でした。ゴンドラが次から次にやって来ます。ほとんどが空で動いていました。ちなみに料金は往復2600円です。


ゴンドラから紅葉が楽しめます。ゴンドラの影も写っています。


白樺でしょうか。黄葉が美しいです。


そして、展望が開けた瞬間に見覚えのある景色が目に飛び込んで来ました。7月に登った乗鞍岳と9月に登った穂高岳です。


ズームアップ！穂高岳の吊尾根もはっきりと見えました。（これだけで感激です。）


終点の飯森高原駅に到着です。ここは御嶽山の七合目にあたり標高2,150mの位置にあります。乗鞍岳や穂高岳の他にも八ヶ岳や中央アルプスなどの大パノラマが広がっていました。（雲海の向こうには中央アルプス）


七合目あたりの紅葉が、見頃のようでした。


低い草木も紅葉しています。


何と言ってもこの日（11日）は、最高の天気でした。おかげで、用意していた防寒具の出番はありませんでした。紅葉が青空に映えます。


飯森高原駅から10分ほどで行場山荘に到着です。ここから先は登山道になり、登山届が必要になります。


この山小屋、泊まるかどうかは別にして雰囲気が気に入りました。


吊り下げられた手ぬぐい？からは信仰登山の歴史を感じます。


まるで時間が止まったかのような山小屋でした。


今日はここまでです。明日は、登山道の紅葉と八合目の様子をお届けします。

※訪問日　10月11日