「わあ! きれい!」。夜空にまるで魔法使いが絵を描いているようだ。船上から見た鹿児島市の花火大会。垂水港から鹿児島港に向かって船から見た花火は真っ暗闇の夜空をパンパンと焦がす。多彩なデザインで楽しませてくれる。隣の女子高校生は「わあ!」と歓声を上げる。たまたまお盆の墓参りに帰省した私に8月18日、50年ぶりに鹿児島の花火大会との出会いがあった。息子5人を皆花嫁さんにバトンタッチしたばかり。子育てが終わった空しい心を癒してくれた。さあ! 残りの命を花火のように輝かせて生きよう。自分のための人生スタート。
山口県光市 中田テル子(61) 2007/9/18 毎日新聞鹿児島版掲載
山口県光市 中田テル子(61) 2007/9/18 毎日新聞鹿児島版掲載