はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

ミニコンサート

2008-04-12 20:54:10 | アカショウビンのつぶやき








 



 鹿児島オペラ協会会員で、鹿屋市出身のソプラノ歌手・福山衣里さん。2人のお子さんの出産育児のため舞台を離れておられたが、今年3月、鹿児島市で開催された、鹿児島オペラ協会定期公演「メリーウイドウ」で6年ぶりに舞台に復帰し、ツェータ男爵の妻ヴァランシエンヌ役で美しい声を披露された。

 今日は「メリーウイドウ」公演に、はるばる鹿屋から応援にきてくださった方々を「陶芸の里・あすか」に招待し、感謝をこめたミニコンサートが開催された。
オペラのアリア、童謡、日本の歌曲の他に、ヴィオラ演奏やピアノ独奏と続き、音楽とおしゃべりの、楽しいひとときだった。コンサートの後は美味しいコーヒーとケーキで心もおなかも満たされたときを過ごし、最後までお喋りしてた方々と記念撮影をしてお別れしました。
ママのお膝、よく我慢できたね、ささちゃん。

衣里さん、次の舞台をたのしみにしていますね。


ときめき

2008-04-12 10:26:01 | はがき随筆
 桜通を車で走る。もうじき満開の桜を思いながら。空まで敷きつめたような白いモザイク、木洩れ日があふれ、妖精たちが舞う情景……。この華やぐ季節を前に、何と私の文章がラジオから流れた。我が家のネットワークは子供たち。早速知らせると「よかったねー」と言ってはくれたものの、放送後は「忘れてた」との返事。夫も笑っているだけ。私は1人、少女のように心ときめかせた出来事だった。読んでくださった方の心が伝わり、大満足である。さて車は通りを抜け、川岸は菜の花のじゅうたんだ。水面(みなも)光り、私の心もひた走る。爛漫の春へ!
   出水市 井尻清子(58) 2008/4/12 毎日新聞鹿児島版掲載
   写真はdive21blueさん