ここまでの卒業研究を振り返ってみると(ここまでの、とは実験結果の検討を終えた時点でのことである)何かがおかしいと思える。その何かを分かるために、我々の卒業研究の原点ともいうべき二つの耳鍼の先行研究を再検討してみた。
まず一つ目の先行研究について、この研究においての「今回の実験で体重が増加したうち7人中5人は標準体重に戻そうとする身体の機能が働いたと考えられる」との文言から、我々は、「耳鍼には、標 . . . 本文を読む
卒業研究の結論のために全体の流れを概観をする。
(結論)
当初に掲げた二つの目的、耳鍼の効果の検証とそのことと直接的同一性である統計学の実践的な学び。
前者については、実験の不充分さからその成否の検証は出来なかった。後者についても、それが耳鍼の効果の検証と直接的同一性を持つものであるだけに、不充分なものとなっていってしまったが、それでも、事実を通しての実践的な学びを行うことで、その理解が深 . . . 本文を読む