ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

大和民俗公園花菖蒲園

2012-06-22 09:13:24 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

大和民俗公園花菖蒲園

大和郡山市にある矢田丘陵を望む県立の公園内に小規模ですが花菖蒲園があります。
様々な品種が植えられていますが、その一部をご紹介します。
*何年かにわたって撮影していますので、すべてが現在見られるわけではありません。表示されるファイル名の最初の4文字は月日(0606=6月6日)、次は品種名、最後のカッコ内の文字は年(09=2009年)です*


新緑の矢田山と大和民俗公園(2012.5.12)

2012-05-13 17:08:21 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)
昨日までの季節外れの寒さから、今日は少し暖かさが戻り素晴らしい五月晴れの日曜日になりました。
家にじっとしていられなくて、9時前から矢田山へウォーキングに行きました。



矢田寺のツツジは落花ますます盛んです。



弁天池のカキツバタの黄色が緑に映えています。



「へんろ道」を登って山に入ります。



「へんろ道」最高所の矢田寺中興の祖・満米上人の墓所です。ここからいつもの矢田山最高所に登りました。
展望台にも登ってみましたが、松尾山の向こうの金剛・葛城の山波も生駒山もおぼろに霞んでいました。「まほろば展望所」の温度計は16℃、ひんやりした心地よい風が流れます。今日は近所の人や遠くからの人にたくさん出会いました。マウンティンバイクの若者や、山ガールさんも顔を緑に染めて新緑の低山を楽しんでいます。



露ナシ池から矢田寺へ下りました。ゆっくり2時間足らずのハイキング。そうそう今日は山中でギンランを見つけました。まだ咲き始めのものが3株。前回見たキンランは影も形もなくなっていましたが、別の場所でたった1株。ずいぶん少なくなったものです。



ジバシリや



ヒメジオンの野の花はたくさん咲いているのですが…。
少し歩き足りないので大和民俗公園へ寄って1周してきました。ここも子供連れが多く、駐車場には他府県ナンバーの車も何台か…。



ここでもミツバツツジは終わり、モチツツジが花盛り。



ヒョウタン池ではヒツジグサが開き始めていました。

風薫る矢田丘陵(2012.5.5)

2012-05-05 14:42:17 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)
素晴らしい五月晴れの空の下、いつものお地蔵さんの前に車を置いて東明寺へ歩きます。





あちこちの竹林の中では竹の子がニョキニョキ、頭をもたげています。





大池の下ではオドリコソウが…



東明寺ではキリの花が満開で



美しく地面に散り敷いています。



「こどもの森」へ登っていくと、落ち葉の中からギンリョウソウが顔を覗かしています。



フジを見に峠池へ下りましたが、残念ながら盛りを過ぎていました。引き返して矢田山へ…



今年も山中のヒミツの場所で、ひっそりとキンランが咲いていました。



久しぶりの矢田山最高所。近くの「まほろば展望所」の温度計は20℃を指していました。



矢田寺の境内はツツジの花盛り。



ハイカーで賑わう本堂にお詣りしたあと



緑に染まりそうな野中の道を駐車場所へ帰りました。



今日の大和民俗公園(2011.10.05)

2011-10-05 10:17:28 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

曇り空の公園で白い色が見えます。近寄ってみるとコヒガンザクラの花でした。

下の立札には
「小彼岸桜。Prunus subhirtella バラ科。
マメザクラとエドヒガンの雑種。花は微淡紅色の一重咲で早咲です。」 とあります。

それにしては、この時期に咲くのは珍しいです。狂い咲きか、それとも亜種の「十月桜」でしょうか?


今日の大和民俗公園 (2011.10.04)

2011-10-04 15:01:43 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

今日は昼食を済ませてから二人で車で行きました。

お目当てはこの花、酔芙蓉(スイフヨウ)です。
いつも早朝なので、真っ白な素面(しらふ)の花か、真っ赤で萎れた二日酔いの花より見られないのですが、

この時間なら、このように微醺を帯びて恥じらう美人のような、きれいな色の花に出会えます。

もう日陰になっていましたが、紫と白のリンドウも咲いていました。

今日は涼しい「里山の道」も歩いて、楽しい午後のひとときを過ごしました。


大和民俗公園の花(2011.09.24)

2011-09-24 17:35:56 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

今日も快晴の矢田山麓です。昨日と同じく公園で日の出を迎えました。
一周目はロケハンのつもりで歩いて、光線の具合がよくなった二周目で写真を撮ります。

西側はまだ日陰です。ヒガンバナは色褪せ始めています。
『曼珠沙華雲は静かに徘徊す』 山口誓子

スイフヨウ。昨夜、飲み過ぎた花は二日酔い?
『哀歓の常に酒あり酔芙蓉』 福田蓼汀

この花は夕方に見るのが一番きれいです。これは昨年9月13日午後4時15分撮影のもの。

一周目には日陰だった花菖蒲園にほぼ真横から陽が射しました。シオンの花が満開です。
『紫をん咲き静かなる日の過ぎやすし 水原秋桜子』

鈴なりのカリン。大きな実が落ちていました。
『花梨うまくなるすべ知らずでこぼこと』加藤秋邨

カラタチの実も色づき始めました。

キササゲ。本当にササゲ豆のようです。

白いリンドウの蕾。もうすぐ開きそうです。

 


今日の大和民俗公園(2011.08.28)

2011-08-28 10:48:00 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

朝から真っ青な空。暑い中にもやや秋の気配が漂っています。
キササゲが名前の通りササゲに似た細長い実をつけました。

6月初旬はこんな花でした。

ヘクソカズラ
いつも思うのですが、可哀相な名前です。よく見ると可憐な花なのに…。

帰り道で発志禅院門前のハス。きれいな色の実ができています。

このハスも7月にはこんな姿でした。「諸行無常」「花の命は短くて」…
しかし、こうして実になってまた新しい生命が生まれてくる。ここにも自然の大きな力を感じます。


夜の花・朝の花(2011.08.11~12)

2011-08-12 09:52:18 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)

今宵は一つの鉢に4輪の月下美人が開きました。

全員集合の写真を撮るのは難しく、一輪はソッポを向いていますが…。
蒸し暑いし、タイガースが連敗してムシャクシャする夜に、一服の清涼剤です。

花菖蒲園の周囲はサルスベリが満開。

河内木綿の花も咲いています。

朝から照り付ける強い日差しに、今日も暑くなりそうな予感がします。

 


今日の大和民俗公園(2011.08.05)

2011-08-05 14:45:42 | 矢田之花暦(やたのはなごよみ)


「炎天の地上花あり百日紅」高浜虚子

公園のあちこちで咲くサルスベリは大木だけに見事です。(6時)



「百日紅」という名前は花の時期が長いのでこう呼ばれるとか…。我が家でもまだ咲いています。



「サルスベリ」(猿滑)というのは、幹がつるつるなので「サルでも滑る」という意味でしょうが、実際にはサルは上手に登るそうです。
「幹をくすぐると枝先の花を揺らす」と聞いて、前に我が家の木で試してみましたが大きな変化はありませんでした。

青空が拡がってきました。風があって割合に涼しい朝の公園でした(6時50分)。