大和葛城山天狗谷道で咲いている花の一部です。
ヤブミョウガ<藪茗荷> (登山口~沢沿い林道)
ツユクサ科の多年草。食用に栽培されるミョウガはショウガ科です。ちょっと湿ったところが好きなようです。
キンミズヒキ<金水引> (沢沿い林道上部の草地)
バラ科。三角形の実には短い棘があって動物などに付着する、いわゆる「くっつき虫」です。
ツリフネソウ<釣舟草> (沢沿い林道上部の草地)
帆掛舟を釣り下げたような形をしているのでこの名があります。距(花の後部の渦巻き様の部分)に溜まる蜜がハチやアブなどを呼び集めます。
キツリフネ(黄釣舟) (沢沿い林道上部の草地)
果実が熟すとホウセンカのように種をはじき飛ばすのは上のツリフネソウと同じですが、赤紫色のツリフネソウより数は少ないようです。
イワタバコ<岩煙草> (鎖場近くで)
イワタバコ科。名前は葉がタバコの葉に似ているので付けられました。花は紫色ですが白いものや、栽培品種ではピンク色のものもあるそうです。
ヌスビトハギ<盗人萩> (天狗谷上部)
マメ科。名前に似ず可憐な花ですが、この花の実も「引っ付き虫」です。
フシグロセンノウ<節黒仙翁> (天狗谷上部)
ナデシコ科。「仙翁」は京都嵯峨野の仙翁寺で初めに見つかったといわれますが、この種は節が赤黒い色をしているのが特色です。
ヤマアジサイ<山紫陽花> (天狗谷上部)
最近は色んな色の栽培品種も良く見かけますが、山野では白かこの薄桃色が普通です。小花がたくさんついています。
カワラナデシコ<河原撫子> (山頂南側)
コオニユリ<小鬼百合> (葛城高原ヒュッテ~ツツジ園)
夏の名残の花が多く、カラマツソウなどの秋の花はまだ蕾でした。