今年もやってきました、秋の鈴鹿耐久。
マルコADONパンターニは春の8時間に続けて連覇を狙う必勝体制。
8時間に実業団メンバーを中心とした最強チーム、そして4時間も制覇すべく2チームを投入。
さらに8時間ソロに代表を含む強豪を3人送り込み、完全制覇を目論む。
私は4時間にエントリー。
直前に家庭の事情や仕事の都合で来られなくなったメンバーがあり、急遽4時間チームの編成を変更。
・マルコADONパンターニ:楽遂さん、ロードマン先生、かっきー
・マルコADONパンターニ21%:hiro201さん・・・ソロ状態。
チーム内で唯一の実業団登録者とはいえ、実力は一番下っぱ。
気合で臨んだ鈴鹿。さて。
K子さんが年に一度の同窓会と重なった為、妻子は実家。一人での現地入りです。
朝のうちは雨がぱらつく状況。
しかし、悪天候でかつ三重のご当地アイドル「DREAMie(ドリーミー)」が来ているとなれば、合歓の郷、春の鈴鹿と同じ条件。
こりゃ勝てる、勝てるぞ!!
現地では先発隊がシケインエリアにテントを敷設してピットを準備してくれていました。感謝。
メンバーとひとしきり会話して、試走へ。
楽遂さんに続いて走ります。
が、これが速い速い。
1周付いていってから離脱、もう1周のんびりと。
試走の段階で落車している方もあり、今回も波乱の予感。
当初の作戦は、プロによる篩いがある序盤と最後の勝負をエースの楽遂さんが、間を私とロードマン先生で回すというもの。
まずは楽遂さんが出発、順当に5周回って私に交代。
私も5周回の予定で出撃。
雨はほとんど止んできた。
楽遂さんが上手く集団から飛び出してピットインしてくれたので、余裕を持ってコースへ。
速度を合わせて待つような形で先頭集団に合流。
いい感じ。
マトリックスを中心に招待選手が集団をコントロールする。まだ大きな塊。
hiroさんに追い越され、追走。この速度なら苦しくない。
追い抜きながら声をかけてくれたヤマシゲジャージはみかんちゃんだったか?
誰かがお尻にエロく触ってくるので、邪魔だったかしらと後ろを確認すると、56さんが追い越しざまに挨拶してくれたのでした。
そりゃエロいわw
知った顔に囲まれ、「よし」と気合が入る。
このペースなら余裕だ。いける、いけるぞ!!
1周回った時点で手応え十分。ラップタイムは8分12秒ほど。
ホームストレート~130Rあたりの上り坂を使って集団前方に位置取る。
ところが・・・
開始1時間に差し掛かろうという7周目で動きが。
マトリックスの選手が集団前方に固まっていく。あれ?と思っているとhiroさんが前に上がりながら「ペース上がるよ!!」と!!
篩い落とし、これからかよ!!ってか、俺の時かよ!!
思えば春はなおっきさんとADONさんの完全な集団コントロールの元、いいペースで回らせてもらった。
今度は誰にも守られず、自分の力で戦う時なんだ!!
プロがローテーションしながら速度をガンガン上げていく。
登りと平地はまだ何とか追走可能。
でもヘアピンからの立ち上がり、デグナー、S字と下り区間での速度差がいかんともし難い。
ペースを乱して登りでも追いつけない。
集団の中ほどから徐々に、ズルズルと後退していく・・・
すぐピットインすべきなのか?この激しい流れの中で、どうするのが一番ロスがないのか?頭の中はグルグル。
とりあえず、当初の予定通り5周走るのは自殺行為だって事だけは分かった。
致命傷になる前に交代を・・・
3周目(8周目)のS字で交代のサインを出す。うまく見ていてくれたかどうか・・・
ゴールラインからピットまでの登りで、アタックするも力なく・・・
2周目(7周目)7分56秒
3周目(8周目)8分13秒
集団の先頭は8周目を7分50秒程度で回っている。
自分は7分台を2連発する程の力も無かった・・・
ピットインしてロードマン先生に交代。
切れ切れの呼吸でごめんとかすいませんとか言ったような覚えがあるけど、状況を伝える程にはしゃべれず、そのまま倒れこむ。
そのまま先頭集団から切り離されてしまい、優勝争いから脱落。
全て自分の力の無さが招いた結果。
その後リーダーの楽遂さんが作戦を変更。
速めに交代して、エースの力で先頭復帰しようと提案するも、走っているロードマン先生に上手く伝達出来ず。
それでもロードマン先生と、続けて出撃した楽遂さんの頑張りでじりじり上昇。一時は11位あたりまで落ちた順位を戻していく。
そして自分の番。
気落ちしている場合じゃない。
入賞目指して走るのみ。
カーボローディングが効いているのか、あれだけ出し切ったと思っていたのにガクッと力が抜けるということは無かった。
コースに出るが状況がよく分からない。とにかくぶっ飛ばして走っていると、いいペースの人たちがいたので集団を形成。
ゼッケンも同じ4時間。
3人でパックになって、先頭交代しつつ3周こなしてピットへ。ロードマン先生に交代。
どうやらそれが6~8位のグループだったよう。このまま行けば入賞はありえる!!
さらに8時間の先頭集団と合流して周回、交代を重ね、遥か前にいた5位のチームにも追いつく。
8位のチームが脱落し、4時間の5~7番手が8時間の先頭集団と一緒に走る形に。
自分の最後の出撃、2周回。
何があってもこの集団に喰らい付く。
8時間の先頭とはいえ、臆する必要は無い!!
同じ集団に8時間を走るたけちゃんがいたのでランデブー。
たけちゃんは積極的に前を引く。自分は2番手でS字カーブの下り。
うん、全然怖くない。いける!!
1~2コーナー前でほんの少しだけ前をひいて集団内へ。そこからピットアタックの機会をうかがっていると、チーム光の2人組が「交代!!」と言いながらアタック。後から聞いたらMさんだったとか。
自分も一緒に「ピット~~!」と叫んで渾身のアタック。
もはや切れもなんにも無いけど・・・
なんとか集団から前に出てピットイン。
後続にバトンタッチ。
そのまま5~7番手変わらず、ひと塊で最終周回へ。
楽遂さんのスプリントに全てを託します。
勝負に関係ない人のまぎれもあって、結果は7位。
まあ、それもエンデューロレースの要素の一部ですから。
今回は本当に、自分の力不足を思い知らされました。本当に申し訳ない。
高強度に耐えるトレーニングをもっとやらなくては、チームの力になれない。
守られてばっかりじゃ駄目だ。
鈴鹿7分台に対応出来なきゃ、国際ロード完走なんてあり得んだろ!!
一人で走りきったhiro206さん、3位入賞!!凄すぎる。
8時間では、チームは最後まで集団で戦いましたがスプリントの結果9位。
ソロでは
ADONさん7位(惜しい!!)
全レース終了後、鈴鹿の空に虹がかかっていました。
『今日結果が出てたら、お前慢心して努力しなくなってただろ?もっと強くなれ』
と言われているような気がしました。
そして脳内ではこいつが再生。
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ピットスタートだったので、ラップ計測が不調。
一緒に走ったロードマン先生のブログ
チーム代表のブログ(hiro206さんの文章の転載、4時間とその後の8時間終盤の模様)
写真は後日。