ツールドジャパン四日市ステージ、Xクラスに参加して来ました。
ツールドジャパンを含むJCRCのレースでは、実力(獲得ポイント)によってS、A~Fまでのクラス分けがなされています。
Xクラスとは、そのクラス分けの為のレースと言えます。他所で実績があっても、JCRC初参加の人は先ずXから。
実力と自信のある人はCクラス以上へのエントリーは可能です。
私の力でSABCは無理ですので、Xでの出走となりました。
☆スタートまで
3時起床、4時出発。かじゅ君は寝たままチャイルドシートに。
5時過ぎに現地近くまでたどり着くが、案内看板が不備で、真っ暗な中周辺をうろうろ。
何とか会場入りすると雨が。
とりあえず会場の建物に入ると、大会関係者の宿泊場所でした。
トイレは開放、という状況だったので、子供連れなんですいませんという格好でロビーに居させてもらう。
そこでS石君を発見。愛車連も咬んでるのね。
S石君から少し情報収集。彼はコーナーでコースマーシャル。雨の中お疲れ様です。
雨は止まず、とりあえず試走と言うかコース下見に出発。
父さんが行っちゃうと泣くかじゅ君に「すぐ帰ってくるから」と言い聞かせる。
ゆるゆるとしたペースでコースの確認。スタート後すぐに長い登り、その後下って平地、後半はまた登り基調。直角カーブ、ヘアピン、複合コーナーもあって、走っていて楽しいコース。最後は直角コーナーを立ち上がって200m程の登りでゴール。
1周9km、交通規制をかけて行う公道レースです。
試走後はパンタ子。さんと話して出走を見送り、その後はローラー台でアップ。
少し流してから心拍をソリアまで一気に上げておく。
ローラー回しててもかじゅ君が近寄って来ようとするので長時間は出来ず。
ほんの10分程度で心拍をガツンとアップダウンさせる。
☆レース
今回はコッピの引退レース。
同時にシマノ鈴鹿ビギナー、万場クリテビギナーと続いた下位クラス出走の締めくくり。
自分にとって大きな一区切りです。
2位、3位と来ているので、今度こそ勝ちたい。
小雨が降り続くコンディション。路面はウェット。スリップと落車に気をつけたいところ。
Xクラスはコースを2周回。
万場で競ったヤマシゲオペラさんと再会。少し話す。
私の出るX1クラスの1分後に、彼のX2クラスがスタート。
今回はXクラスの人数が多くて2つに分けたそうです。
新規参加者が増えているのですね。
Xクラスの性質上、周りは全くの初心者ばかりではありません。
高級カーボンバイクに高価なホイールを履いている人もたくさん。
アルミフレームのコッピでどこまで戦えるか。
シマノ鈴鹿オープン1で一緒だったダイモンレーシングのSさんと再会。
ステムのお子さんの写真は相変わらずで微笑ましい。
スタートから前に出る。
最初の登りは軽めに様子を見ながら。2~3番手で力を抜いて進む。
下りは無理せず位置をキープ。
1周目はなるべく前に居ながら淡々と進む。集団の中で足を貯める。
2周目の登りでアタックがかかる。
すかさず追走。
前は3人。
結構な距離がある登りで、なかなか苦しい。
とにかく前に喰らい付いていく。
自分は下りが苦手。高速コーナーは苦手。危険な事、怖い事はなるべく避けたい。
だから登りでがんばるしかない。
苦しいのは我慢。
下りの最高速度は劣る。コーナリングスピードも劣る。
だから先に下りに入って、早目に自分の最高速度に乗せる。
そのことを自分に言い聞かせて登りをクリア。
3~4番手で下りへ突入。
コーナーを抜け平地へ。
集団が追いついて固まる。
信号左折からコーナー、後半の山道。登って下る。
集団の中でレースを進めるが、自分にはややペースが速い。
前を伺う余力がない。
ここらで集団は大きくなってまして、実は1分遅れでスタートしたX2の先頭集団が、やや遅いペースでレースを進めていたX1の先頭に追いついて混在していたのですが、その事には全く気づきませんでした。
「俺のゼッケンって黄色だったっけ???(ホントは青)」
まあ酸欠ですから。
ヘアピンの立ち上がりの登り。yoshi-kunさんの情報から、ここが勝負どころと心得ていたにも関わらずアタックする力なし。
そのままの位置で複合コーナーへ。
意識して深い呼吸。回復しながら最後の登りに力を貯める。
さっきアタックしなかったからには、ゴールスプリントに賭けるしかない。
S字で痛恨のブレーキミス。
元々手が小さくてレバーの掛かりが浅い私ですが、雨と疲労で右手(フロントブレーキ)の指先がレバーから外れてしまいました。
右手はそのままハンドルを制御。リアブレーキをコントロールしてロックとスライドを避けるも、コーナーラインはやや外に膨らんでしまう。
後続に「ごめんね~~~」と大声で警告しながら姿勢を立て直す。
そうこうしている内に最終直角コーナー。
立ち上がりから思いっきり加速。
ダンシングでグイグイ登る。
理想通りのスプリント。
前方には7~8人。
先頭との差は縮まらない。広がらない。
残り150m。
差は変わらない。
でも諦めない。
残り100m。
苦しい苦しい苦しい。
でも踏む。
前方のヤマシゲジャージの青いオペラが垂れてきた。
一つでも着順を上げる。
最後まで力を出し切る。
残り50m。
オペラをパス。
そのまま踏み込んでゴール。
明らかな酸欠。
ゴール後係りの人が計測チップの回収に来ました。
自分で切ってとペンチを差し出されるが、全く動けず。
手を少し振って「ちょっと待って」と言うのがやっとでした。
絞りきりました。
ゴール後、K子さんが「100mの所で踏め踏めって叫んでたけど聞こえた?」とのこと。
全く聞こえてなかったけど、心には響いてたかな。
X2と一緒のスプリントになっていたとは知らなかった私。
まあ良くて10番以内、6位以上は無いなと思ってましたが、K子さんが「名前アナウンスされてたよ」と。
その後ヤマシゲオペラさんと話して事態が判明。最後に抜いたオペラはこの方でした。
☆その後
で、父さん結局ここには立てず仕舞い?と言っております。
パンタ子。さんから「スペシャルかわいい♪」とのコメントを頂きました。ありがとうございます。
パンタ子。さん3位おめでとうございました。
Sクラス優勝の有名ヒルクライマーに声をかけたところ、「ブログ見てますよ。BH買ったんでしょ」と意外なお言葉。びっくりです!光栄です!!
で、私は先頭に3秒以上離されての4位でした。
表彰式の為に父さんが前に出ると、一緒に居たいかじゅ君はぐずってぐずって・・・
自分で歩いて来ちゃいました。
結果的には優勝出来ませんでしたし、表彰台にも上がれませんでしたが、最近で1番いいレースでした。
前後をきちんと考えて、力の貯めどころ、出しどころを調節出来たし、踏むと決めた所で最後まで踏み抜けました。
S字前の登りで上がっていけなかったのはスタミナ不足でしょう。今後の課題です。
K子さんのコメント
「ゴールスプリントが以前よりしっかりしてきた。フォームも綺麗になって、力が逃げていない感じがする。以前より身体にしなやかさが出たけど、速い人たちとはまだまだ比較にもならない。身体が柔らかくなれば、スタミナも温存出来るんじゃない?」
私の場合、筋トレよりストレッチの方が効果が出るかもしれませんね。
私の記憶が確かなら、2000年1月に作ったコッピ。アルミフレームと時代遅れの9速7700コンポで、最新カーボンフレームを向こうに回してこの結果。
本の虫だった30過ぎのおじさんが、休日も1日中子守りして、通勤をせこせこ積み重ねてこの結果。
これからもがんばります。
とりあえず。
コッピありがとう、お疲れ様。最後も雨で大変だったな。
コッピのことはまた書きます。