時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

クロード・モネの町へ

2007-05-03 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


パリ・サン・ラザール駅からSNCFに乗ってVERNON
そこからバスに乗ってGIVERNYまで足をのばした
片道1時間あまりの小旅行
恥ずかしながら
SNCFの窓口でチケット買ったのもこの列車に乗ったのも初めて…

改札もある様でないし
車内でのチケット拝見もなく
後から考えれば
無賃乗車が可能だったかも



小心者のσ(^^;)
キチンとチケットを購入して乗車致しました

 

VERNONの駅周辺は
とてもコジンマリした小さい駅でした
そこに周遊バスが2台
列車の到着時刻に合わせて駅前の広場でお出迎え
駅から15分程でGIVERNYに到着



ここは
印象派を代表する画家クロード・モネが晩年を過ごした町
モネが無名だった40代から86歳の人生の最期の時まで過ごした
家と庭園がある町



私が訪れた日は
週末とあって観光客も多かったけれど
空は限りなく高くそして青く
木陰では心地よい風が体を包んでくれた



モネもこうして
窓からこの庭を眺めていたのだろか
眩しいくらいの太陽の光と
その光りをうけて輝く花々

都会の喧騒から隔絶されたこの空間に
モネは身を置いて
日々作品制作に没頭したんですね



四季折々の花が咲く庭園は
モネ自身が
自ら作り上げたものらしい
一人で


結構広いですよ
手入れもさぞ大変だったことでしょうね



名作『睡蓮』を生んだと言われる庭は
花の咲く4月から10月のみ一般公開されているみたいです
でも
寒い冬
この庭が雪の白一色で覆われた景色も
さぞ美しかろう
と思った次第です



蓮の花が咲く時季は
5月から9月にかけてらしいのですが
残念ながら
池には睡蓮の葉しか浮いてませんでした
でも
オランジェリー美術館でみた
『睡蓮』を思い浮かべながら散策させて頂きました



ところで
睡蓮(すいれん)と蓮(はす)って
なかなか区別がつかないけど
わかります?

仏教では釈尊が蓮の上で瞑想する絵が描かれますよね
ヒンドゥー教の神話やヴェーダやプラーナ聖典なんかでも
蓮は特徴的なシンボルとして登場してる

でも
『睡蓮』より『蓮』の方が親近感があるかな?