時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ゾディアック/ZODIAC 

2007-05-20 | 映画
 

日本映画「忍」を見たあと
同じフォールで上映していた「ZODIAC」を見た
2007年度第60回カンヌ映画祭のコンペティション作品だけあって
パリの映画館としては一応長蛇の列

何故見てみようかと思ったか
と言いますと
何処かで
私の持っているDVDで見た気が・・・

映画「ディ・アフター・トゥモロー」で
古気象学者ジャック・ホールの息子サムを演じた
ジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)でございました
Yahooで検索してみたら
ジェイク・ギレンホールって
父上様が映画監督で母上様が脚本家で姉上様が女優という
これまた芸能一家のご子息だったんですね~

 

映画「スパイダーマン」のピーター役トビー・マグワイアと
かなりダブル
と言うか
区別がつかないかもしれない


この映画タイトル「ZODIAC」は
殺人犯が地元新聞社や警察に送りつけた
犯行声明文に書いた「Zodiac(ゾディアック)」という名前(偽名)に
由来しているらしく
ついでに
カリフォルニア州サンフランシスコで
1966年から1978年の間に
実際に起きた連続殺人事件を題材にしているらしい



*あらすじ*
1969年7月5日
夏のサンフランシスコ
「2人殺した」と警察署にかかってきた一通の電話
警察が声に指示された現場に到着して発見したものは
車の中で殺された一人の女性と
重傷を負った男性の姿だった

すでに2人殺している
と語る声の主は
新聞社(サンフランシスコ・クロニクル)に
不可解な暗号と手紙を送りつけてきた

そして
この手紙を新聞に掲載しなければ
さらに10人以上殺す、と

「ゾディアック」と名乗る連続殺人鬼の出現である

サンフランシスコ・クロニクルで
風刺漫画を掲載していたロバート・グレイスミス、リポーター
そしてサンフランシスコ市警の2人の刑事は
この事件に取り憑かれてゆく・・・



この事件にのめり込む男たちって
ジェイク・ギレンホール演じるロバート・グレイスミス
敏腕記者ポール
サンフランシスコ市警の2人の刑事

真相究明の為
私生活もかえりみず
この事件を追いすぎて精神に異常をきたし?
アルコール漬けになって
サンフランシスコ・クロニクルを辞めて
酸素吸入が必要なくらい体を壊していくポール

真相究明よりも家族が大切と
捜査から手を引く刑事

この事件の捜査をすることによって
出世して
現場からデスクワークに異動していく刑事?
彼も
最終的には妻との生活を第一に考えて
事件から手を引く
(そう思ったんだけど・・・)

ジェイク・ギレンホール演じるロバート・グレイスミスは
妻と子供3人に去られる



数年後
ロバート・グレイスミスは
とある町の雑貨屋(ほうきとか大工工具とか色々置いてあった)にやってくる
誰かを探すように店内奥のカウンターに進む

「May I help you?」
と明るくロバート・グレイスミスに話しかけるカウンターの店主

暫し沈黙の時間
カウンターの男の表情が険しくなっていく

困惑した顔のロバート・グレイスミスは
「・・・No・・・」
とだけ呟き
店を後にする



またまた数年後
「ZODIAC」に関する本が出版され
これがベストセラーになる
誰が書いたのかは理解できなかったけど
ストーリーの展開としてはロバート・グレイスミスが書いたのか?


空港の一室に刑事?が現れ
そこに
冒頭でゾディアックに襲わ重傷を負いつつ
生残った生き証人の男性の姿が登場・・・
(事件から20年以上経過してます)

刑事?が数枚の顔写真をバックから取り出し
生き証人の男性の前に置く
それを見つめる男性の顔つきが変り
ひとりの男を指差す

それは
かつて3人の刑事が犯人とめぼしをつけ
事情聴取した男であり
(重要参考人として筆跡鑑定とか受けた結果‘シロ’と判断されちゃったはず)
ロバート・グレイスミスが訪れた店の店主だった・・・



最後に
この事件を担当した人物と
犯人と思われる男のその後がテロップ?で
つらつら書いてあったけど
・・・理解できなかった


ただ
ロバート・グレイスミスは
妻とよりを戻し幸せに暮している
見たいな事が書いてあった気がする

犯人と思われる男は死刑?

内容が難しいので
言語力の乏しい小生には
正直言ってかなり難解な映画だった

日本語字幕で見ないとわからない


「GOODBYE BAFANA」も見に行こうかと思ったけど
こちらも難しそうなので
思案中


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