時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

MORSE(上) 103

2010-08-28 | 読書
MORSE(モールス)
日本語タイトル
ぼくのエリ~200歳の少女~

原作本の翻訳
上巻を読み終えました

濃い…

映画では
到底絵が切れていない部分も
あったりする

日本では倫理上アウトだけど
パリで見た折り
何故
あのシーンが映画に描かれていたのか
何故
必要だったのか
その辺りも理解できた

ヴァンパイヤが登場する話は
色々ありますが
違う!

暗く陰湿な雰囲気…
いじめられっこ・オスカルの内に潜む
‘残虐’‘純粋’
相反する感情に
グイグイと引き込まれてしまいます
展開も早いんですよ

エリを盲目的に愛するホーカンが行う
殺戮シーンや
小児に対する異様な愛
それは
グロテスクであると当時に
時に
人間がヴァンパイア以上に
下賤な存在なのかも?
と思わせるのであります

上巻で
ホーカンが
自ら塩酸を浴び
病院に収容されてしまいました
エリは
自らの力で
生命の源である‘生血’を得るため
夜の町へ狩に出かけなければなりません

そして
オスカルは
エリの正体を目の当たりにします!

フフフ…

ところで
この翻訳本
理路整然としない訳がある!
いいのかこんなにテキトーで…