郷里の丹波篠山で塾講師をしている波多野和郎は
音信不通になっている元教え子・広瀬ゆかりを行方を追って
再び東京へ足を踏み入れた
かつて
名門校・敬愛女子学園の教師をしていた波多野は
生徒の手塚雅子との恋愛がスキャンダルとなり
高校を追放された過去を
今も尚引きずっていた
ゆかりが暮らしていたというマンションを訪れた波多野は
そこで
何者かが物色した痕跡を発見!
失踪の背後に何か事件が関わっていることを感じる
その後
別れた元妻・雅子と
運命的な再会を果たした波多野は
ゆかりの失踪と
自分を追放した学園内に渦巻く黒い謎が
関係しているという意外な事実を知る事となる
かつての悪夢が蘇る
過去を清算すべき時が来たことを悟った波多野は
たったひとり孤独な闘いを挑む!
文庫本の帯の
仲村トオル&小西真奈美ツーショットに惹かれて
思わず手に取ってしまいました
仲村トオルさんって
年齢を重ねるごとにいい感じの色香
出てきたと思いませんか?
舞台にも
精力的に出演され
着実にキャリアを積んでおられる
過去を引きずる
中途半端な中年講師が
突如
カッコ良く
孤独な戦いに挑むなんて
現実的にはありえない!
警察官でもない一般ピープルが
しかも
身内でもないのに
教え子のマンションの中に
入り込んで…
なんちゃって探偵&刑事を
やり切っちゃうあたり
小説の成せる技?
カッコ良過ぎる
出来過ぎ!!
個人的には
学園内のスキャンダル
金子夏江殺害の真相
それらの結末がどうなったのか
それが非常に気になるところであります
離婚したとは言え
波多野と雅子が長い間
互いに
想いあっていたなんて設定は
まさに
ハードボイルド!
純愛…
11月20日から全国公開
「闇の子供たち」の阪本順治が監督らしい…
これは…
見なきゃ!
洋画のハードボイルドと違い
邦画って
どうしてもドン臭いと云うか
洗練された雰囲気が表現仕切れていない感じないので
心配は心配だけど…
仲村トオル演じる波多野和郎なら
カッコ良いこと間違いなし