時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ATP World Tour500 Swiss Indoors Singles Semifinals

2010-11-06 | テニス
リアルタイムの情報が掴めない…

準々決勝
第2シードのノバク・ジョコビッチが
オランダのロビン・ハースを6-2,6-3のストレートで下し
準決勝に進んだもよう

次の
準決勝で
同じセルビア出身&親友の
ビクトル・トロイツキと対戦するそうです

トロイツキは
先月の‘楽天オープン’にも出場しております

そして肝心の
もうひとつの準決勝カード…



第1シード ロジャー・フェデラー

       

             第4シード アンディ・ロディック

地元スイスでの戦い

フェデラー有利とみましたが

どうでしょう


一方
ラファエル・ナダルですが
自宅があるマヨルカで
練習中に左肩の腱を痛めたそうで
7日に開幕する
パリ・マスターズを欠場すると発表したそうです

ポイント数では
ダントツのナダル
まだまだ余裕
最終戦
ATPワールドツアー・ファイナルズに
すべてをかける?

マザーウォーター 85

2010-11-06 | 映画
街の中を流れる大きな川
そして
そこにつながるいくつもの小さな川や湧き水
そんな確かな水系を持つ
日本の古都・京都

そんな京都の街に
風にそよぐように暮らし始めた3人の女性

ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ
疎水沿いにコーヒーやを開くタカコ
そして
水の中から湧き出たような豆腐を作るハツミ



芯で水を感じる
3人の女性反応するように
そこに暮らす人々にも
新しい水が流れ始めます

家具工房で働くヤマノハ
銭湯の主人オトメ
銭湯を手伝うジン
そして
‘散歩する人’マコト

そんな彼らの真ん中には
いつも機嫌のいいポプラがいます



小林聡美&もたいまさこ出演の
『かもめ食堂』
『めがね』
『プール』
それぞれ
共感出来ると申しますか
スクリーンから漂ってくる
風と申しますか
雰囲気が好きだったんですけど…

今回は
駄目でした

何が何だか分からない



セツコ(バーの女店主)
タカコ(喫茶店の女店主)
ハツミ(豆腐屋の女店主)
この町の比較的新参者の部類に入る人物達
と言う設定らしいのですが
全然
新参者には見えません

すっかり慣れ親しんで
‘主’みたい…

タイトルの「マザーウォーター」
母なる水?
水と縁の深い仕事をしている
彼女達のことをさしているのか?



これまでの作品でも
登場人物達の
独特な会話術&以心伝心的表現って
ありました

但し
スクリーンに存在する異世界とは
時の流れを異にする
‘異邦人’とも言うべき
小林聡美演ずるタエコや
伽奈演ずるさよという
どちらかと言えば
我々観客に近い
ポジションのキャラクターがいました

彼女達は
ナビゲーターという役割も兼ねていて
現実世界と
スクリーンの異空間に生じている
時差を違和感無く飛び越えさせてくれる
橋渡しの役割を
担っていたように思うのです



ですが
日本人には馴染みの
‘京都’を舞台にしているせいなのか
この『マザーウォーター』には
そう言うキーマンがいない!
なので
冒頭から
観客は‘置いてけぼり’

結局
最後まで
登場人物が生活している空間に
感情移入(共感)する事が
出来ない…

頭の中に
???マークが増えていくばかり…

少なくとも
小生はそうでした



意味不明の会話と
言葉足らずの台詞が
役者の口から発せられるのを
聞き流すばかり

『かもめ食堂』や『めがね』に登場した
フード達からは
‘食べる=生きる元気’みたいな思いを
抱かせてくれたのに

今回の作品に登場した
ウィスキー・コーヒー・豆腐
サンドイッチ諸々からは
それらを感じることが出来ませんでした

だらだらと続くストーリー
睡魔との闘いでした

そうそう
どんな役を演じてても
おんなじ演技になっちゃって
‘下手くそ’呼ばわりされる
K.TとかT.Yがいるかと思えば
もたいまさこさんのように
個性として
認められてしまう役者さんもいる
その差は
どこにあるのでしょう…