珈琲店タレーランの事件簿2 ～彼女はカフェオレの夢を見る～ 13

京都の街に
ひっそりと佇む珈琲店‘タレーラン’に
頭脳明晰な女性バリスタ
切間美星の妹・美空が
夏季休暇を利用してやってきた

外見も性格も
正反対の美星と美空は
常連客のアオヤマとともに
タレーランに持ち込まれる
‘日常の謎’を解決していく

人に会いに来たと言っていた
美空だったが
様子がおかしい
と
美星が言い出して…
姉妹の幼い頃の秘密が
大事件を引き起こす



ここ数年
『ビブリア古書堂』
『万能鑑定士Q』
『特等添乗員α』
これらのシリーズを読んでおりますが
ここに登場する女性たちは
本の知識
論理的思考（ロジカル・シンキング）
水平思考（ラテラル・シンキング）
と言う武器を持ち
事件を解決して参ります

主人公に備わった
特異体質とも言うべき
キャラクターを軸にストーリーが
構成されている訳です

で
『珈琲店タレーラン』では
主人公・バリスタの切間美星も
バリスタとしての知識で
難事件を解決していくのかと思いきや
そ～でもない

前半では
確かに珈琲にまつわる
話ではありますが
女子高生の
屈折した恋愛騒動…

後半は
珈琲とは無関係～
美星さんの妹・美空さんの
誘拐騒動勃発！

京都そして
閑静な雰囲気良さげな珈琲店
その辺の地の利を生かした
ストーリーを
期待し過ぎるのは
欲張りなのか！？

ラストは
アオヤマさんと美星さんが
目出度しめでたしっぽかったので
このシリーズは
これで完結かな？