時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ビブリア古書堂の事件手帖 5 ~栞子さんと繋がりの時~ 9

2014-02-06 | 読書
静かにあたためてきた想い
無骨な青年店員・五浦大輔の告白は
美しき女店主
篠川栞子との関係に
波紋を投じる

彼女の答えは
今はただ待ってほしい

ぎこちない二人を結びつけたのは
またしても古書だった
謎めいた
いわくに秘められていたのは

過去と今
人と人
思わぬ繋がり
脆いようで強固な人の想いに触れ
何かが変わる気がした

だが
それを試すかのように
彼女の母
篠川智恵子が現れる

邂逅(かいこう)は必然

彼女は
母を待っていたのか?
すべての答えの出る時が迫っていた

そして…



独特の空気観を醸し出している
大輔&栞子です
告白したものの
栞子さんからは
5月が終わるまで待って
と保留状態
しかも
そう言われたのは3月…

しかもまだ
栞子には
大輔に言えない何かがあるらしい
栞子って
どんだけ隠し事
しているんだろう
これが
見る人が見れば
謎多き神秘的な女性に見えて
魅力的なのかなぁ~

σ(^_^;)は
こんな面倒な女性は
スルーします

今回
第一話『彷書月刊』(弘隆社・彷徨舎)から
シリーズ第一作に登場した
大庭葉蔵こと田中敏雄の名前が
登場致します

栞子が
祖父・父と代々受け継いできた
太宰治本人の署名入り
アンカット本で
しかも
初版本と言う
極めて貴重な『晩年』欲しさに
栞子に
大怪我を負わせた張本人

何故
今更この人物の名前が
登場するのか

嫌な予感…

母・智恵子との再会
話をすればするほど
自分が
母親と同じ道を歩むのでは
そんな
不安が強くなっていく

そんな不安を
事もなげに退けが大輔
一瞬
カッコエエ~かな?
と思ったが
退けたと言うより
単に
能天気なだけ?

まっ
ハッピーエンドで
良かったよかった
と思ったら

来たよ田中…

第6弾
緊迫した展開になりそうです