カレイドスコープの箱庭 22

閉鎖を免れた
東城大学医学部付属病院
相変わらず
病院長の手足となって働く
愚痴外来（不定愁訴外来の略）の責任者
田口公平医師への
今回の依頼は
誤診疑惑の調査

検体取り違えか
はたまた
診断ミスか
平行して
国際会議開催の準備に向け
米国出張も控えるなか
田口は
厚生労働省大臣官房秘書課付技官
医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長
白鳥圭輔と共に
再び調査に乗り出す

バチスタシリーズ
真の最終章



かつて
東城大学医学部付属病院
神経内科学教室の講師だった
田口先生が
神経内科学教室の
准教授にまで
昇進致しました
ゆくゆくは
病院長になるようです
個人的には
白鳥さんが
何処まで
登りつめるのかも
知りたい…

そして
遂に
田口先生と白鳥さんの
バディーの
物語が
幕を閉じます

誤診疑惑の調査
AI国際会議の準備
その合間に
渡米～
今回も
田口医師てんやわんや
これまでの
シリーズに登場した
ひと癖も
ふた癖もある
濃い～キャラクターも
総動員されていて
誰だっけ!?
と言う人物もいましたが
速水晃一先生（＝西島秀俊）
懐かしかったぁ～
けど
集めりゃ
いいってもんでもない
何か
間延びと言うか
何というか…

検体のすり替えをした
事務兼クラークの
花輪さん
自主的に
退職させるだけで
いいの？
もそっと
懲らしめても
いいんちゃうか～
と思いました

東城大学医学部付属病院
フィクションとは言え
毎回
毎回
事件
起きましたよね
起こしますよね

そうそう
巻末の
「桜宮市年表表」
「作品相関図」
これは有り難かったです