時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

耳をすませば

2008-10-09 | 映画



月島雫は
明るい読書好きの少女
作詞なんかも手がけているらしく
文才はかなりありそう

そんな雫は
学校の図書館
市立図書館と片っ端から物語を読みまくってます

ある日
雫は貸出カードに‘天沢聖司’
という名前を発見し
それ以来
良く注意してみると
雫の読む本には必ず先にその名前があることに気付きます

そして
雫の心の中で‘天沢聖司’は
憧れの人となっていくのです



そんなある日
ひとりの少年と出会います
少年は中学を卒業したらイタリアへ渡って
ヴァイオリン職人の修行をするという
未来のビジョンをしっかりと持っている人物でした

そして
彼が
あの貸出カードの‘天沢聖司’であったことを知ります

将来のことを
もやもやとしか考えられない雫は
同じ年齢にして
目標に向かってしっかり歩いている聖司を見て
すっかり感心してしまいます

自分もちゃんと将来に向かって歩かなければ…



そして
受験生にとって最も重要な時期に
雫は
自分の力を試すことにします
全てが曖昧な自分へのコンプレックスと
焦りに引き裂かれながらも
彼がちゃんと歩んでいるのだから
私もちゃんと歩まなければと…

2ヵ月間後
イタリアでのお試し修行を終え
帰国した聖司は
早朝の丘に雫を誘います

朝焼けの中で
「一人前の職人になったら、結婚してくれ」
と雫に告白します

そして
雫はゆっくりと頷くのです



中学3年生
はるか昔の事です
すでに
将来‘大人’になりたくないと思っていた頃です
将来のビジョンとか
夢を持つことなく
進むことに抵抗を感じて生きていた頃です

この作品を見ていて
ただただ羨ましいと…

眩しくキラキラしていた頃が
自分にはなかったなぁ~

四面楚歌で
流されるだけだった昔を
思い出したくない昔を
思い出してしまいました

今で歩いて来た人生
嫌いじゃないし
後悔はしてないけど

人生のリセットが可能なら
別の道も
トライしてみたいものだ
と思ってしまいました

とても綺麗な映像で
音楽も素敵です

キャラクターの声に
役者さんを起用されてます

σ(^^;) の場合
ジブリ作品は
好き嫌いがハッキリしてまして
この作品は…

生理的に受け付けないです




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