時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

孤高のメス 神の手にはあらず 第1巻 23

2010-02-15 | 読書
前人未踏の脳死肝移植を成功させながら
激しいバッシングにあい
甦生記念病院を辞した当麻鉄彦

彼を守りきれなかった病院からは
次々と医師が去り
経営に暗雲が垂れこめる

一方当麻
後を追ってきた矢野とともに
台湾で患者の命を救い続けていた
そんな折
日本での手術が絶望的になった
「エホバの証人」の癌患者が
一縷の望みで当麻を訪ねてくる…


甦生記念病院がどうなろうと
知ったこっちゃありません
当麻先生
思う存分新天地で
患者の治療しておくんなさい

と言いつつ
癌・未知のウィルスの存在が
自然の流れの中で
‘人類’を淘汰する不可欠な存在でもあるような…
そんな気がしているのであります

不治の病になったら
どうするんだろう自分…
当麻先生のような人を
世界中探し回るのか
残りの日々
身辺整理しながら
静かに‘死’を向えようとするのか?

そんなこと
ふと思ったりしました

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