時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ペルーギュント

2015-07-18 | 舞台/役者
自分自身であるとは何か?
そう自分自身に問い続け
放浪する主人公
ペール・ギュント
純情な乙女
ソールヴェイと恋に落ちるが
穢れのない
無垢なソールヴェイにふさわしい
自分自身を見つけると
彼女を待たせたまま
放浪の旅に出る

砂漠から
嵐の海まで
世界各国を遍歴し
富と知識を身につけてなお
いかに生き
いかに死んでいくべきなのか
と問うペール

老い
疲れ果てたペールが
辿り着いた故郷で
死神の使者である
ボタン職人と名乗る男と出会い
己の人生の
無意味さに気づかされてしまう
そんな中
ペルーは
ソールヴェイと
再会する



17日
14時からの公演で
1階13列32番に座っていた
黒縁メガネの
おんなぁ~~
オマエどぁ~オマエ!
観劇中
スマホ見るんじゃねぇ~~



ペルー・ギュント
と言う
クラシック・バレエの演目が
あるのは
知っていましたが
若く美しい男(おのこ)が
自らの人生を
切り開いていく
清々しい話と
勝手な想像をしておりました

舞台始まってから
ジャニーズの○博○が
ず~っと
でずっぱで
加藤さん
その他大勢…
最終的には3役演じてます
あれ????
Wキャストだったっけ?

加藤和樹さんが
主演だと
思い込んでいました
σ(^_^;)

最悪~~

しかも
内容がですね
これまた
あなた…

落ちぶれた豪農の息子
ペルー・ギュント
母オーセと共に暮らしてはいますが
まぁ~
これがハチャメチャな奴です
元恋人・イングリを
結婚式から奪取して逃亡するも
飽きたら
さっさと捨てる
妖精トロルとの
蜜月を求める
女達と
欲望の赴くままに
快楽を楽しみ
それでも飽き足らず
トロルの娘と
婚礼寸前まで行くが
やっぱり逃げ出す

飽きっぽいにも
程がある!
しかも
大ホラ吹き
最悪な男なんですよ


                

この後
ソールヴェイと
恋に落ちるますが
君にふさわしい男になると
これまで
男のロマンとでも
思ったのか
彼女を待たせたまま
放浪の旅に出ちゃう
しかも
長い…

放浪途中
惨めな日々を
過ごすかと思いきや
山師のようなことをやって
富を蓄え
たかと思いきや
無一文になって砂漠をさまよう
かと思いきや
泥棒がたまたま
残していった財宝を
ちゃっかりせしめ
ど~した訳か
異国の予言者?になる
かと思いきや
バカな女に
財産取られ丸裸

今度は
歴史に目覚める

かなり激しい
浮き沈みの人生とは言え
これが
口先だけの男!
と言い切れない
強運の持ち主だったりする
ホント
腹立たしいわ~

そんなペールが
老いさらばえて
死を意識し
故郷を散策していると
死神の使者である
ボタン職人と名乗る男と出会う

天国に行くような大の善人でもなく
地獄に行くほどの大悪党でもない
「中庸」の人間を
ボタンに溶かし込む

とのたまう
ボタン職人の男

それを聞いた
ペールは
末路がボタン
と言うのは御免こうむる

せっせと
善悪を問わず
自分が中庸ではなかったと
証明してくれる人を
駆けずり回って
探すものの
証明してくれる人は見つからない

最後の最期
人生の無意味さに気づき
ひたすら
自分を待っていてくれた
ソールヴェイのもとに辿り着き
膝枕だとぉ~
子守唄を歌ってもらいながら
永久の眠りにつく
って
おいおい…

何が
男のロマンだ!
相応しい男になるだ!
何十年も
好き放題
し放題した挙句
老いて帰郷

自分を
ひたすら愛し続け
待ち続けた
女の子守唄を聞きながら
死ぬだとぉ~

なんじゃこりゃ
意味分からん

しょ~もない
男の人生を
3時間かけて
見せられた…
しかも
加藤さんじゃなくて
白井さんの
コピーみたいな
演技だった
ジャニーズの○博○……
そうなのよ
役者・白井晃っぽい
動きと台詞回しだったのよ…
次は
絶対100%無いわ~~

この日は
公演後
白井晃/加藤和樹/藤井美菜
お三方による
トークショーがあり
それが
唯一の救いでした

失敗した~~

舞台『No.9-不滅の旋律-』
演出 白井晃
脚本 中島かずき(劇団☆新感線)
主演 稲垣吾郎/大島優子

加藤さん出演でも
中島さんの脚本だとしても
ないわ~
無理だ~

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