時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

つくもがみシリーズ2~つくもがみ遊ぼうよ~

2018-11-29 | 読書
江戸は深川
古道具屋兼損料屋「出雲屋」には
付喪神と言う
妖と化した古道具がたくさんいる
主夫婦の一人息子・十夜は
小物問屋「すおう屋」の三男坊・市助
料理屋「鶴屋」の一人娘・こゆりら
幼馴染と一緒に
彼らと遊ぶのが大好き
ある日
新たに絵双六のつくもがみ
‘そう六’がやってきた
いたずらばかりの十夜たちに
そう六が勝負を挑む
双六に勝った方の望みを叶えるというのだ
やんちゃな子供たちの成長と
次々と起こる
謎や怪異を描く
ゆかいで温かなファンタジー



「つくもがみ貸します」の続編
文庫になってたのね

清次とお紅が
夫婦になっているとは
思っていたが
何と!10歳の子供が…
お紅に惚れてた佐太郎も
嫁がいて
子供もいる!
前作から
10年経過してました

ストーリーの
主役が
十夜・市助・こゆり
と子供になっている…

子供たちと付喪神
この取り合わせの方が
話しの展開も
広がりでるか?

十夜が遭遇する
自分の出生の秘密事件
10歳の子供には
辛かったかな?
と思う反面
父親である清次自身も
生みの親と育ての親が違います

はじめこそ
ふわふわとして落ち着かない
心持ちだった
十夜でしたが
事件も無事解決した
ある夜
小さな奇跡に遭遇します

付喪神達が
稲荷の祠に赤子をみつけます
これがまた
人の子ではなく
木彫りの犬
子供の玩具
付喪神の子供だったんですよ

その子 出雲屋で引き取るよ

出雲屋には
付喪神達がいる
だから
われはこの出雲屋を
皆の居場所にしておけるよう
頑張らなきゃ
だって
ここがわれの居る所だ
みんなの居る場所だ

だからずっと
出雲屋を守ってゆく


謎の究明
事件解決していく中で
危ないめにあったり
大人たちに
叱られたり…

自分には
清次やお紅と言う
両親がいて
市助にこゆり
と言う幼馴染がいる
その親
佐太郎夫婦に平助夫婦
寺子屋の先生
大久保屋さん
そして
付喪神達がいる

誰と
一緒に暮らすのか
どこで
暮らしていくのが大切

頑張れ十夜!

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