時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

食堂かたつむり 8

2010-02-17 | 映画
おっぱい山の
麓の小さな町で生まれた倫子は
自由奔放な母・ルリ子に馴染めず
都会に住む祖母と暮らしていた
祖母は
味噌でもなんでも手作りする
料理の名人
そんな祖母の料理に影響された倫子は
祖母亡き後も
祖母のレシピを元に
自らも店を転々としながら
修行に明け暮れていた
とある
カレー店での修行中
知り合った印度人と
恋仲となり
いつの日か二人で
飲食店を出そうと思っていた

いざ店を構えようと思った矢先
恋人が家財をもってとんずら…



あまりのショックに
声が出なくなってしまった倫子
無一文となった倫子は
仕方なく実家に戻り…

母・ルリ子が飼っている
ブタ・エルメスに
天然酵母パンを作っているうちに
自分は
庭の片隅にある物置小屋を改装し
食堂を開くことを思いつく
倫子の食堂‘かたつむり’は
評判になり
‘かたつむり’で食事をすると
幸せになるという噂が流れる




食堂‘かたつむり’の評判を
快く思わない幼馴染の嫌がらせにより
せっかく気道に乗りかけた食堂‘かたつむり’に
閑古鳥が…

恋人や幼馴染の仕打ちに
心が荒み
食材に当り散らす倫子

そんな時
料理の楽しさを
食の大切さを教えてくれたのは
なんと
ブタのエルメスだった

再び
料理に打ち込み始める倫子

そんなある日
倫子は
母から衝撃の告白を受ける



どことな~く
『かもめ食堂』『めがね』と同じ
雰囲気の映画です
メルヘンチックなタッチが
映像の所々に散りばめられていて
少女趣味と言うかファンタジー調と言うか

料理云々と言うより
母が嫌いで
行き方も考え方も理解できずにいた倫子が
懸命に生きてきた姿勢を知り
ルリ子の母としての愛情に気づく
その辺りを
伝えたかったみたいですね

前半
丁寧に描きすぎて
後半
時間足らずでしたね
畳み掛けるように
話が進んで行くんのが
違和感ありました

家族のように
暮らしていたエルメスを
自分の結婚披露パーティーで食べちゃったり

倫子を見守るような形で
映像に登場していた白い鳩が
ラストで
食堂の壁に激突して
あっけなく死ぬんですけど
その鳩を料理して
『美味しい~』と言いながら
倫子が平然と食べるですよ

このシチュエーション…
監督の意図が解らん


        

作品自体は
可もなく不可もなく

です

映画館に足を運んで見ることもないかな?
でも
ルリ子役の余貴美子さんが
いい味醸し出してました


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