生まれて百年
大切にされた品物は
人の言葉を解すつくもがみとなる
江戸は深川
古道具を貸し出す「出雲屋」には
そんな品々が集まっている
単なる道具のふりをして
様々な場所に貸し出され
人の暮らしを楽しんでいるのだ
ある日
店の一人息子
十夜に送り出された道具たちは
この世をひっくり返す
と息巻く
見知らぬつくもがみに襲わた!?
ひょんなことから
大江戸屏風に迷い込み
二百年前にタイムスリップ!?
旗本屋敷の幽霊退治にかり出されたぁ~!?
と
退屈しらずのつくもがみたちは
今日も大奮闘
江戸を駆け巡ります!
第一章 つくもがみ戦います
第二章 二百年前
第三章 悪の親玉
第四章 見つかった
第五章 つくもがみ笑います
「つくもがみ貸します」
「つくもがみ遊ぼうよ」
に続く第3弾…
‘~貸します’から
‘~遊ぼうよ’まで
10年の月日が流れ
清次とお紅は夫婦になり
十夜と言う一人息子が!?
損料屋
出雲屋の跡取り息子
お紅に惚れてた
唐物屋の蘇芳こと
飯田屋佐太郎も
所帯を持ち
十夜と同い年?の
市助(三男坊)がいました
因みに
料理屋「鶴屋」の主
平助の一人娘・こゆりとも
幼馴染
三家は
家族ぐるみで仲良がよい
今回は
出雲屋の付喪神が
あろうことか誘拐され
誘拐先で
小刀の阿真刀(あまとう)
茶碗の文字茶
馬の置物・青馬(あおま)と言う
新たなキャラと出会いました
この付喪神たち
世直しをするとかなんとか息巻いて
まさかの
人 対 付喪神 ?
と思いきや
一転
阿真刀らの持ち主(主?)
春夜の登場と共に
事なきを得ました
が
この春夜が
十夜と縁があるらしい
そう言えば
二人共
名前に‘夜’がついてる…
後日
春夜が
父親と名のる男と共に
出雲屋へ
この親父が
また強烈なキャラ
両国で
見世物小屋の元締めやら
賭場を仕切っている
‘悪の親玉’阿久徳屋(あくとくや)と申しますと
名乗っての登場
正確には
久徳屋の主・阿喜夜(あきや)
で
この悪久徳屋
なんと
捨てられた赤子を
拾ってきては
良き日・良い場所を選んで
神社など
子授けなんかで霊験あらたなか
場所に捨ててた
勿論
赤子が無事拾われるか
託した先もきちんと把握してきたと
捨てた赤子には
‘夜’を付けた名前を書いた書付を側に置いた
十夜の出生についても教えてあげるから
出雲屋の付喪神を貸してくれ!
自ら悪の親玉を名乗り
付喪神を
金儲け&悪だくみに使います!
と言ってくる輩に
貸すわけないでしょ~が
貸さなかったけど
この後
阿喜夜が行方知れずになり
出雲屋&悪久徳屋の
付喪神連合が捜査開始~
何故か
単身
旗本山白伊勢守貞勝の屋根裏に潜んでいた
阿喜夜に遭遇
なんやかんやで
山白家の幽霊騒ぎも
無事解決
この後
春夜に散々叱られた父
悪の親玉こと阿喜夜
名ほどに
悪い人ではないみたいでした
後半では
十夜の親だと名のる
武家が続々出雲屋へ来るわ
十夜と春夜が
侍に襲われるわ
しまいには
悪久徳屋の命を狙う輩まで登場
調べていくうちに
武家の中で
‘百年君‘と呼ばれる
付喪神の目覚めが
話題となっていて
その在りか&存在を確かめるべく
手っ取り早く
十夜の元にいる
付喪神目当てに近づく武家がいること
小刀・阿真刀と
大江戸屏風から出てきた
阿真刀の相棒大刀・加羅刀の存在が
公になり
両刀の持ち主である
悪久徳屋主・阿喜夜の存在を
疎ましく思う
血筋元(武家らしい)がいることが判明
血筋元との一件は
話し合いで一件落着?
‘百年君‘ですが
武家社会を守る神として
作られた訳で
考えに考えた末
徳川家の菩提寺である
上野寛永寺あたりにあるのでは?
と予想した
付喪神&十夜&清次父
幽霊騒ぎ以降
仲良くなった?
山白伊勢守貞勝と
‘百年君‘絡みで
知り合った
九曜紋の殿様(大分高い身分のお武家さん)の尽力で
揃って寛永寺の奥へと…
このあたりは
文庫本297頁以降を
読んで頂いた方が
宜しいかと存じます
が
出雲屋の付喪神ら曰く
こんな大きな付喪神を見たのは初めてだ!
部屋の襖・壁・天井に至るまで
びっしりと絵が描かれている
それが全部
付喪神になっている
大きな付喪神の絵の中には
それはそれは大勢の
付喪神達がいるみたいだ
だそうです
この後
百年君とどう付き合っていくかは
作り出した側の武家達が
己で決めていくんだね
山白伊勢守貞勝と
九曜紋の殿様は
出雲屋と阿久徳屋の
付喪神達の証言によって
百年君が
付喪神になったことを確信したハズ
自分たちは
付喪神達の主?(持ち主)だから
寛永寺の奥まで来ることができた
これで
一連の騒動も終わる~
と
十夜も一安心
のハズが…
清次は
唐物屋・飯田屋佐太郎と
料理屋「鶴屋」平助から
蚊帳の外に置かれたと責められ
十夜のことに気を取られ
平助の一人娘・こゆりの縁談話しに
気づけなかった市助が
十夜に八つ当たり
市助は
こゆりが好きなのかなぁ
と気を揉んでいた十夜に
悪久徳屋が
料理屋鶴屋のこゆりさんには
確かもう
好いた相手がいるよ
同じ料理屋
秋草屋の息子さんだ
浩吉さんと言ったっけ
友の市助に
好いた子を取られることはないよ
って…
あ~た
しかも
そこへうやってきた
市助にも
懲りずに浩吉の話をしたもんだから…
出雲屋の
表をゆく振り売りから酒やつまみを買い
春夜父・悪久徳屋が腰を落ち着け
夕飯は出雲屋で食べると
言いに戻った市助に
佐太郎父も
つまみ片手に付いてきた
これにより
清次は
出雲屋を早々に店じまい
十夜と春夜と付喪神の宴は
いつしか
市助と十夜の失恋慰め会に…
「しゃばけシリーズ」とは異なり
付喪神が
江戸市中で
稀有な存在ではないと言う
設定だったことに
今頃気付きました
番外編で
廻船問屋兼薬種問屋のひとり息子
長崎屋一太郎と付喪神が
絡んできたら
もう狂喜乱舞なんだけど…
大切にされた品物は
人の言葉を解すつくもがみとなる
江戸は深川
古道具を貸し出す「出雲屋」には
そんな品々が集まっている
単なる道具のふりをして
様々な場所に貸し出され
人の暮らしを楽しんでいるのだ
ある日
店の一人息子
十夜に送り出された道具たちは
この世をひっくり返す
と息巻く
見知らぬつくもがみに襲わた!?
ひょんなことから
大江戸屏風に迷い込み
二百年前にタイムスリップ!?
旗本屋敷の幽霊退治にかり出されたぁ~!?
と
退屈しらずのつくもがみたちは
今日も大奮闘
江戸を駆け巡ります!
第一章 つくもがみ戦います
第二章 二百年前
第三章 悪の親玉
第四章 見つかった
第五章 つくもがみ笑います
「つくもがみ貸します」
「つくもがみ遊ぼうよ」
に続く第3弾…
‘~貸します’から
‘~遊ぼうよ’まで
10年の月日が流れ
清次とお紅は夫婦になり
十夜と言う一人息子が!?
損料屋
出雲屋の跡取り息子
お紅に惚れてた
唐物屋の蘇芳こと
飯田屋佐太郎も
所帯を持ち
十夜と同い年?の
市助(三男坊)がいました
因みに
料理屋「鶴屋」の主
平助の一人娘・こゆりとも
幼馴染
三家は
家族ぐるみで仲良がよい
今回は
出雲屋の付喪神が
あろうことか誘拐され
誘拐先で
小刀の阿真刀(あまとう)
茶碗の文字茶
馬の置物・青馬(あおま)と言う
新たなキャラと出会いました
この付喪神たち
世直しをするとかなんとか息巻いて
まさかの
人 対 付喪神 ?
と思いきや
一転
阿真刀らの持ち主(主?)
春夜の登場と共に
事なきを得ました
が
この春夜が
十夜と縁があるらしい
そう言えば
二人共
名前に‘夜’がついてる…
後日
春夜が
父親と名のる男と共に
出雲屋へ
この親父が
また強烈なキャラ
両国で
見世物小屋の元締めやら
賭場を仕切っている
‘悪の親玉’阿久徳屋(あくとくや)と申しますと
名乗っての登場
正確には
久徳屋の主・阿喜夜(あきや)
で
この悪久徳屋
なんと
捨てられた赤子を
拾ってきては
良き日・良い場所を選んで
神社など
子授けなんかで霊験あらたなか
場所に捨ててた
勿論
赤子が無事拾われるか
託した先もきちんと把握してきたと
捨てた赤子には
‘夜’を付けた名前を書いた書付を側に置いた
十夜の出生についても教えてあげるから
出雲屋の付喪神を貸してくれ!
自ら悪の親玉を名乗り
付喪神を
金儲け&悪だくみに使います!
と言ってくる輩に
貸すわけないでしょ~が
貸さなかったけど
この後
阿喜夜が行方知れずになり
出雲屋&悪久徳屋の
付喪神連合が捜査開始~
何故か
単身
旗本山白伊勢守貞勝の屋根裏に潜んでいた
阿喜夜に遭遇
なんやかんやで
山白家の幽霊騒ぎも
無事解決
この後
春夜に散々叱られた父
悪の親玉こと阿喜夜
名ほどに
悪い人ではないみたいでした
後半では
十夜の親だと名のる
武家が続々出雲屋へ来るわ
十夜と春夜が
侍に襲われるわ
しまいには
悪久徳屋の命を狙う輩まで登場
調べていくうちに
武家の中で
‘百年君‘と呼ばれる
付喪神の目覚めが
話題となっていて
その在りか&存在を確かめるべく
手っ取り早く
十夜の元にいる
付喪神目当てに近づく武家がいること
小刀・阿真刀と
大江戸屏風から出てきた
阿真刀の相棒大刀・加羅刀の存在が
公になり
両刀の持ち主である
悪久徳屋主・阿喜夜の存在を
疎ましく思う
血筋元(武家らしい)がいることが判明
血筋元との一件は
話し合いで一件落着?
‘百年君‘ですが
武家社会を守る神として
作られた訳で
考えに考えた末
徳川家の菩提寺である
上野寛永寺あたりにあるのでは?
と予想した
付喪神&十夜&清次父
幽霊騒ぎ以降
仲良くなった?
山白伊勢守貞勝と
‘百年君‘絡みで
知り合った
九曜紋の殿様(大分高い身分のお武家さん)の尽力で
揃って寛永寺の奥へと…
このあたりは
文庫本297頁以降を
読んで頂いた方が
宜しいかと存じます
が
出雲屋の付喪神ら曰く
こんな大きな付喪神を見たのは初めてだ!
部屋の襖・壁・天井に至るまで
びっしりと絵が描かれている
それが全部
付喪神になっている
大きな付喪神の絵の中には
それはそれは大勢の
付喪神達がいるみたいだ
だそうです
この後
百年君とどう付き合っていくかは
作り出した側の武家達が
己で決めていくんだね
山白伊勢守貞勝と
九曜紋の殿様は
出雲屋と阿久徳屋の
付喪神達の証言によって
百年君が
付喪神になったことを確信したハズ
自分たちは
付喪神達の主?(持ち主)だから
寛永寺の奥まで来ることができた
これで
一連の騒動も終わる~
と
十夜も一安心
のハズが…
清次は
唐物屋・飯田屋佐太郎と
料理屋「鶴屋」平助から
蚊帳の外に置かれたと責められ
十夜のことに気を取られ
平助の一人娘・こゆりの縁談話しに
気づけなかった市助が
十夜に八つ当たり
市助は
こゆりが好きなのかなぁ
と気を揉んでいた十夜に
悪久徳屋が
料理屋鶴屋のこゆりさんには
確かもう
好いた相手がいるよ
同じ料理屋
秋草屋の息子さんだ
浩吉さんと言ったっけ
友の市助に
好いた子を取られることはないよ
って…
あ~た
しかも
そこへうやってきた
市助にも
懲りずに浩吉の話をしたもんだから…
出雲屋の
表をゆく振り売りから酒やつまみを買い
春夜父・悪久徳屋が腰を落ち着け
夕飯は出雲屋で食べると
言いに戻った市助に
佐太郎父も
つまみ片手に付いてきた
これにより
清次は
出雲屋を早々に店じまい
十夜と春夜と付喪神の宴は
いつしか
市助と十夜の失恋慰め会に…
「しゃばけシリーズ」とは異なり
付喪神が
江戸市中で
稀有な存在ではないと言う
設定だったことに
今頃気付きました
番外編で
廻船問屋兼薬種問屋のひとり息子
長崎屋一太郎と付喪神が
絡んできたら
もう狂喜乱舞なんだけど…