時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

第21回オリンピック冬季競技大会2010バンクーバー「フィギュアスケート男子FS」

2010-02-20 | フィギュアスケート



ありえない…

プルシェンコがジャンプでブレタ


あっしのオリンピックは
終った…

4回転飛べない選手が‘金’かいな…
でも
プルシェンコのあの滑りでは
無理だろう‘金’

でもやはり
つまらん


とは言え
ノーミスで滑りきった
エバン・ライサチェクの
栄誉を潔く讃えなきゃ駄目よね…
Félicitations sur championnat

あとは
エキシビジョンだけかぁ~




中継を
リアルタイムで見ていたので
午後からず~と落ち込みっぱなしのσ(ToT)
どうにも落ち込みが激しく
97年以降のビデオ見直してしまいました
昔は
マッチ棒みたいな子供だったんだよぉ~ルシェンコ
知らないでしょ~


長野のイリヤ・クーリック
ソルトレイクのアレクセイ・ヤグディン
そして
トリノでは
エフゲニー・プルシェンコ
ロシア勢が
男子シングルスのトップをキープしてたんだよね
王者の風格!

高度な技術と
豊かな表現力



久しぶりに見たけど
感動したぁ~
ジャンプに関しては
あの頃の選手が
技術は最高だったね

プルシェンコが退いたら
当分
ロシアは厳しいかなぁ~

クーリック&ヤグディン&プルシェンコ
立て続けに見ると
圧巻ですよ


                                      4年後のソチ(ロシア)では是非!

小塚くん
入賞おめでとう
4回転決まって良かったね
君には期待しているよ


                   二人とも!このままで終わるなよぉ~

ブライアン・ジュベールは
このままじゃ終れないでしょ
3月のトリノ世界選手権
出てくるか?

方や
プルシェンコ

記者会見の席上で

昔の採点基準なら勝っていた
今のフィギュア界が
何を求めているのか
この結果で明白になった
もはや
4回転ジャンプに価値はない

略)

結果は受け入れる
五輪で(通算)銀2個
金1個なら悪くない
振り返らず前に進む

これが最後になるだろう
分からないが…

もう帰っていいか

そう言って
真っ先に席を立ったとか

3月のトリノ世界選手権
出てこないか…

高度な技への飽くなき挑戦
そして芸術性の追求

現段階で
4回転を自分のモノとしているのは
ブライアン・ジュベールとエフゲニー・プルシェンコくらいだろう
後に続く後継者はいないのか?
いいのかそれで!

孤高のメス 神の手にはあらず 第3巻 25

2010-02-19 | 読書
恩師・羽島富雄から
自らの癌手術に立ち合って欲しいとの依頼を受け
久しぶりの日本
関東医大で手術に臨んだ当麻鉄彦
かつてのライバル・藤城とのわだかまりも消え
心地よい一献を傾ける
一方
古巣の甦生記念病院では
盲腸の手術中に起こった麻酔事故で
患者が脳死状態に陥ってしまう
患者の弁護士と外科医長・荒井は
激しく対立
ついに訴訟問題に発展してゆく


甦生記念病院に話が移ると
途端に読む速度が…
落ちる(笑)

ここ数年
手術件数の公開されたり
マスコミによる
‘病院偏差値’なるものが出回り
患者が病院を選べるようになってきました

とは言え
依然
盲目的に大学病院に足を運ぶ人もいる

まずは
地域の小規模な医療施設
そして
より高度な治療が必要な場合に
大学病院等に紹介する云々
高度な医療を提供するのが
本来の目的であり
そのために
専門外来や専門医師が存在するわけです

個性労働省は
特定機能病院とか
色々指定制をもうけ
患者をどうにか分散させようとはしておりますが
なかなか…

医師も
重篤な病気を抱える患者さんを
時間かけて診察したくても
それ以外の軽症患者の診療もあり
思うような診療が出来ない

患者側としても
技術の伴わない(小説に登場するような)
小規模医療施設で
適当な治療されるよりは
ダイレクトに
知名度の高い医療施設での診療を希望したいだろう

どっちも解る

この
双方の思惑と現実のギャップ…

医師免許の更新制と共に
医療従事者の人間性の向上を重点的にお願いしたいです
そのためには
メンタル的なバックアップも必要ですし
その前に
人員確保か…

患者側も
症状をよくよく把握して
病院を選ぶ!

とか…

医療系の小説を読んでいて
手術の場面に登場する
専門用語に様々な病名や医療器具に
ど~も‘懐かしさ’を感じてしまう…
ワクワクすると申しますか
血が騒ぐと申しますか…

第21回オリンピック冬季競技大会2010バンクーバー「フィギュアスケート男子SP」

2010-02-18 | フィギュアスケート
ショートプログラムの結果は

1 エフゲニー・プルシェンコ 90.85
2 エバン・ライサチェク90.30
3 高橋大輔 90.25
4 織田信成 84.85
5 ステファン・ランビエル 84.63
6 ジョニー・ウィア 82.10
7 パトリック・チャン 81.12
8 小塚崇彦 79.59
    ・
    ・
    ・
18 ブライアン・ジュベール 68.00
です




いやいや
信じられない
大波乱!!

ブライアン・ジュベールの4回転失敗
3回転の転倒
何が起こったんだい?
昨年暮れの怪我が影響?
ともかく
見ごたえありました
フィギュアー男子シングル

男子で
3人も選手を出しているのって
日本とアメリカだけなんですよね
男女合わせて6人選出と言うのは
もの凄いことなのね…
今更ですけど
日本のレベルの高さを知りました
檜舞台で
力を出し切れたって感じでした
フリーが楽しみでございます

ブライアン・ジュベールの失敗を
目の当たりにしたであろう小塚くん
影響を受けることなく
気負う事無く滑ったのはお見事です
泣きそうになりました

ジャンプでミスり
手をついたのに小塚くんより点が高い
パトリック・チャン!
地元の強みか!?

高橋大輔頑張りましたね
予想以上に得点が伸びてビックリです
何が良かったんでしょう…



技術とカリスマ性では
エフゲニー・プルシェンコ
表現力では
ステファン・ランビエル

勿論
個人的には
エフゲニー・プルシェンコ
応援させて頂きます



見た目は
ブライアン・ジュベールなんだけど
滑りは断然
エフゲニー・プルシェンコ

食堂かたつむり 8

2010-02-17 | 映画
おっぱい山の
麓の小さな町で生まれた倫子は
自由奔放な母・ルリ子に馴染めず
都会に住む祖母と暮らしていた
祖母は
味噌でもなんでも手作りする
料理の名人
そんな祖母の料理に影響された倫子は
祖母亡き後も
祖母のレシピを元に
自らも店を転々としながら
修行に明け暮れていた
とある
カレー店での修行中
知り合った印度人と
恋仲となり
いつの日か二人で
飲食店を出そうと思っていた

いざ店を構えようと思った矢先
恋人が家財をもってとんずら…



あまりのショックに
声が出なくなってしまった倫子
無一文となった倫子は
仕方なく実家に戻り…

母・ルリ子が飼っている
ブタ・エルメスに
天然酵母パンを作っているうちに
自分は
庭の片隅にある物置小屋を改装し
食堂を開くことを思いつく
倫子の食堂‘かたつむり’は
評判になり
‘かたつむり’で食事をすると
幸せになるという噂が流れる




食堂‘かたつむり’の評判を
快く思わない幼馴染の嫌がらせにより
せっかく気道に乗りかけた食堂‘かたつむり’に
閑古鳥が…

恋人や幼馴染の仕打ちに
心が荒み
食材に当り散らす倫子

そんな時
料理の楽しさを
食の大切さを教えてくれたのは
なんと
ブタのエルメスだった

再び
料理に打ち込み始める倫子

そんなある日
倫子は
母から衝撃の告白を受ける



どことな~く
『かもめ食堂』『めがね』と同じ
雰囲気の映画です
メルヘンチックなタッチが
映像の所々に散りばめられていて
少女趣味と言うかファンタジー調と言うか

料理云々と言うより
母が嫌いで
行き方も考え方も理解できずにいた倫子が
懸命に生きてきた姿勢を知り
ルリ子の母としての愛情に気づく
その辺りを
伝えたかったみたいですね

前半
丁寧に描きすぎて
後半
時間足らずでしたね
畳み掛けるように
話が進んで行くんのが
違和感ありました

家族のように
暮らしていたエルメスを
自分の結婚披露パーティーで食べちゃったり

倫子を見守るような形で
映像に登場していた白い鳩が
ラストで
食堂の壁に激突して
あっけなく死ぬんですけど
その鳩を料理して
『美味しい~』と言いながら
倫子が平然と食べるですよ

このシチュエーション…
監督の意図が解らん


        

作品自体は
可もなく不可もなく

です

映画館に足を運んで見ることもないかな?
でも
ルリ子役の余貴美子さんが
いい味醸し出してました


孤高のメス 神の手にはあらず 第2巻 24

2010-02-16 | 読書
当麻は
台湾でも着実に評価を高め
日々多くの患者が訪れていた
そんな折
台湾の国際外科学会に
彼が日本を去る一因を作った反当麻の急先鋒
徳武が顔を見せ
不穏な空気が流れる

一方
当麻を失った病院では
医療の質が落ち
患者の数は減るばかり
経営が悪化する中
島田院長の言動に明らかな異変が現れ
事務長らは追い込まれて行く…



台湾で行われた
「太平洋国際外科学会」の壇上で
当麻先生がセッションを行い
大塩謙吾や恩師である羽島富雄が
当麻鉄彦の力量を
広く知らしめてくれた


当麻鉄彦の苦労がやっと報われる
(本人は、さして苦労と思っていないようですけど)
やっと思い通りの医療を出来る!
ここ(台湾)は
当麻先生にとって理想の地となるのか!
と思いきや
またしても医大の派閥
エゴ・見栄・虚心・猜疑心

ダークな気配が…
消えろ~徳武耕三

そろそろ
まともな医師にスポットあてて
話を進めて下さい

甦生記念病院が
傾こうが
島田病院長が苦労しようが
そんなの
ど~でもいい!
残されたレベルの低い
医者のごたく話やら
くだらん駆け引き読むのは
ウンザリです

思わず
読み飛ばしたくなる心境を
抑えております

そうそう
矢野先生は
台湾でも
しっかり失恋してしまいました
自暴自棄になりかけてるし…

孤高のメス 神の手にはあらず 第1巻 23

2010-02-15 | 読書
前人未踏の脳死肝移植を成功させながら
激しいバッシングにあい
甦生記念病院を辞した当麻鉄彦

彼を守りきれなかった病院からは
次々と医師が去り
経営に暗雲が垂れこめる

一方当麻
後を追ってきた矢野とともに
台湾で患者の命を救い続けていた
そんな折
日本での手術が絶望的になった
「エホバの証人」の癌患者が
一縷の望みで当麻を訪ねてくる…


甦生記念病院がどうなろうと
知ったこっちゃありません
当麻先生
思う存分新天地で
患者の治療しておくんなさい

と言いつつ
癌・未知のウィルスの存在が
自然の流れの中で
‘人類’を淘汰する不可欠な存在でもあるような…
そんな気がしているのであります

不治の病になったら
どうするんだろう自分…
当麻先生のような人を
世界中探し回るのか
残りの日々
身辺整理しながら
静かに‘死’を向えようとするのか?

そんなこと
ふと思ったりしました

インビクタス 負けざる者たち 7

2010-02-14 | 映画
1994年
南アフリカ共和国
初の黒人大統領に就任した
ネルソン・マンデラだが
新生国家の船出には
多くの問題があった


                

ある日
ラグビー南ア代表の試合を観戦した
マンデラの頭の中で
何かが閃いた

南アでは
ラグビーは白人が愛好するスポーツ
黒人にとっては
アパルトヘイトの象徴
しかし
1年後に南アで開催される
ラグビーのワールドカップで
南アのチームが勝てば
それが
人種間の和解につながるかもしれない…と



クリント・イーストウッド新作は
初の黒人大統領が誕生したばかりの南アフリカ
「アパルトヘイト」と呼ばれる
人種隔離政策を行い
白人が多数の黒人を支配していた国
しかしマンデラは

黒人が白人に仕返しをするのではなく
共に新しい国家を造ろう

と訴える
そして
白人たちが愛していたものを
取り上げるのは逆効果と考え
ほとんどが
白人というラグビーチームを応援する



見ごたえありました
ネルソン・マンデラ氏の
己を30年近くも投獄した白人に対し
‘赦し’の精神を貫いた強さ
この確たる信念には
頭が下がります

マンデラ氏の精神が
徐々に周囲の人々に引き継がれ
ピナールとの出会いで
その速度は加速していきます


                

始めは
マンデラ大統領のSPの黒人と白人が
互いの存在に違和感を感じていたのに
官邸の庭で共にラグビーに興じたり
決勝戦では
南アの勝利を共に喜ぶまでに

決勝戦の最中
競技場の外では
警察の車から流れてくる実況を聞こうと
車に近寄ってくる黒人の子供を
追い払っていた警察官でしたが
試合が進むにつれ
共に実況に聞き入り
最後には
共に歓喜の声を上げ
白人の警察官は
黒人の子供を高々と担ぎ上げ喜ぶのです

ピナールの家にメイドとして雇われいた女性が
主たちと共に競技場へ赴き
共に喜びあう



南アに暮らす人々が
過去のわだかまりや遺恨に固執するのではなく
新しい平和な未来のために
何が必要なのか
どうすべきなのかを意識していく

そのキッカケ
心をひとつにするために
マンデラ氏が選んだのが
ラグビーだったのです


                

大統領からの命令で
ラグビーを知ってもらおうと
極貧の黒人達が住むバラック小屋の集落へ赴く代表選手
同じ南アに住んでいながら
知りえなかった黒人達の生活水準に
衝撃を受ける白人選手達

そんな選手達が
黒人の子供達と一緒に
ボールを追いながら
心を通わせていく

南アの国家なんか歌えるか!
と歌詞カードを捨てていた選手が
最後には
誇りを持って国家を歌い上げる



一人ひとりの心の変化に
いちいち感動してしまいました

試合の迫力も十分
作品全般に渡り
躍動感があり楽しめました

双方の歩み寄り
人種は違えど
決して共存出来ない存在ではない
そのことを世界に知らしめた
マンデラ氏そして
南アの人達
その姿勢は謙虚に受け止め
見習うべきだ

と思いました
難しいけど……



モーガン・フリーマン
『ショーシャンクの空に』で
その存在を始めて知りました
見事です!

一国の党首たる者が
ここまで頑張ってくれると
国民も嬉しいだろう
私利私欲を貪り
足の引っ張り合いやら
政権奪回にやっきになってる
しょ~もない極東の島国の政治家…
しゃんとせい



実は小生
1996年12月に2週間近く
南アフリカとジンバブエ&ボツワナに潜伏して
当時の町の風景や緊迫感を思い出してしまいました
プレトリアにあるユニオンビルや
フォールトレッカー開拓記念碑
歩きました
その折
ケープタウンにも足を延ばして
マンデラ氏が投獄されていたロベン島も見て参りました
(島には行ってません)



アパルトヘイト(人種隔離政策)廃止後
数年のことでしたから
治安は決して宜しくありません
郊外へ行くのも
都心部を直進すれば早いものを
危険なので迂回するんです

買い物も
黒人が行くマーケットと
それ以外の人種が行くマーケットは違いました
家の周囲は勿論
家の窓という窓に鉄格子
玄関ホールも鉄格子で覆われ
しかも
リビングと寝室の間に鉄格子
すべて外からの進入にたいする防衛措置



今年は
サッカーワールドカップが開催されます
治安はどうなんでしょう
あのバラック小屋は
まだ残っているのでしょうか…
南アは
どんな進化を遂げているのでしょう




第21回オリンピック冬季競技大会2010バンクーバー「開会式」

2010-02-13 | スポーツ
オープニングセレモニーご覧になってます?
セレモニーって
なんであんなに長いの?
選手入場と
オリンピックの旗掲げて
聖火点灯して終わりじゃ駄目なの?
セレモニーに掛る経費を
もっと他に使えば?

っとそれは置いといて
バンクーバー
好きな街です
カナダでは
大西洋側と太平洋側で
人の雰囲気も風景も
食べ物も
なかり違います
小生は
太平洋側が好きで
断然お薦めです
食事も
美味しい

赤道直下の国の方々も参加しての大会
公平なジャッジの中で
スポーツマン精神に則り
ベストを尽くして欲しいです
怪我のないよう
事故のないよう

ともかく
しばらくの間
勝った負けた
金メダルをいつく取ったとか
一喜一憂するんでしょうね~
今回は
あろうことか
NHKまでもがタレントを起用して
オリンピックの放送流すのよね?
フジテレビは
アナウンサーで頑張るらしいけど
あそこの局アナ自体が
すでに
アナウンサーと言うよりタレント…

見る気になれない

男子シングル
フィギュアスケート
エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
ブライアン・ジュベール(フランス)
ステファン・ランビエル(スイス)
この氷上対決以外
見そうにないからいいんだけどね

インディゴの夜2 ~チョコレートビースト~ 22

2010-02-13 | 読書
なぎさママの店に押し入った強盗に
晶が投げつけたバッグには
四十三万円ことまりんが入っていた!?
そのまままりんは
強盗たちに連れ去られ
晶は
ホストたちと共に
事件解明に乗り出すことに

インディゴシリーズ第2弾


面白かったぁ~
‘club indigo’のオーナー塩谷&晶
総てがミステリアスな憂夜
そしてお馴染み個性派ホストくん
豆柴や
歌舞伎町のホストクラブ‘エルドラド’の空也
各章に登場する単発登場者
彼らのキャラが
も~ね
文句のつけ様がないくらい強烈で愉快

解説でも
担当の方が述べられておられますが

キャラクターが的確な配置で輝きだす妙
ブレない視点と軽やかにして安定した筆到
気持ちいい読後感に加えて
さらに読みたい気持ちにさせる心憎い幕の閉じ方

まったくもって
その通りでございます

登場人物ひとりひとりが
独自のオーラを放出していて躍動感はあるし
自分の生き方に
‘核(信念)’みたいなものがある!

ホストの世界でありながら
これまで描かれていた小説やドラマとは
視点が全然違う(気がする)!

「返報者」の章で
小学生だけでは飽き足らず
1歳の乳児までも
瞬時に己のワールドに引き込む
魔性のホスト・空也のキャラは
圧巻でした(笑)

インディゴシリーズ第3弾
『ホワイトクロウ』を
速攻読みたい気持ちはあるんですが…
21日の文庫発売まで
待ちしますσ(^^;)

時間はあるけど
お金のない小生には
ホストクラブなんて~エリアは
永遠に無縁の空間

行けたとしても
絶対引くなぁ~自分
『ヤマトナデシコ七変化』の
中原スナコじゃないけれど
まぶしぃ~
って感じで近寄れないと思うわ…
その他大勢の群集に紛れ込み
眺めるのがマックスです


せいぜい
小説の中で楽しみたいと思います

Dr.パルナサスの鏡 6

2010-02-12 | 映画
2007年のロンドン
科学者パルナッサス博士を座長とする
旅芸人の一座が
劇場仕立ての馬車で巡業をしている
座員は博士を筆頭に
その美しい娘ヴァレンティナ
こびとのパーシー
曲芸師の若者アントン



出し物は
人が心に抱いている想像の世界を
具現化してみせる「イマジナリウム」
観客は
博士の瞑想に導かれて
魔法の鏡を通ることにより
その向こうにある
自分の想像上の世界を体験できるのだ
しかし
博士には秘密があった

彼は
自らの不死を得る代償として
大切な娘を差し出す契約を
悪魔と交わしていたのだ



その期限は
間近に迫った
ヴァレンティナの16歳の誕生日

そんな時
博士は
タロット占いで
「吊られた男」のカードを引く
おりしも
橋の上から吊るされた若者トニーを
死から救い
トニーが
一座に加わったことになった
そして
事態は思いがけない方向へ…



悪魔から
‘不死’を手に入れるために
娘を差し出す約束を交わしたパルナサス博士が
欲望を映す
鏡の中の幻想世界で
悪魔と最後の賭けに出るファンタジー


                            ヒース・レジャー

映画館で流れた予告編の
映像の不思議さに惹かまして
本編拝見致しました
テリー・ギリアム氏の作品は‘お初’です

このビジュアル空間
なんか…
何処かで…

ダリだ…


                            ジョニー・デップ

ヒース・レジャーが演じたトニー役を
3人の役者が演じている訳ですが
鏡の世界を利用して
違和感のない設定にしているところは
上手いな~

ですが
3人は多くない?
撮影の拘束時間とか
問題でもあったんでしょうかね~


                             ジュード・ロウ

皆さん
有名な俳優さんたので
お名前は存じ上げておりが
見ているうちに
誰が誰だか(笑)
全員
同じ人に見えてきてしまいました

顔が同じに見えてしまう…
これは
確実に‘老化現象’



                            コリン・ファレル

‘永遠’‘不老不死’
人間が願う究極の‘それ’を
手に入れた
科学者パルナッサス博士
しかしその実…

皮肉なもんです

博士と悪魔の駆け引きは
永遠に続きそうです
この展開…
他の映画でもみたなぁ~

エンドロールの最後の最後
真っ暗な館内に鳴り響く携帯音
虚しく鳴り響くその音の先に
今は亡き
ヒース・レジャーを想うのでありました



そうそう
上映中
おばちゃん二人組の
話し声が
余りにも耳障りで
『うるさいです!静かに下さい!』
と注意してみました

あれだけキッパリ
言い切ったの初めてだぁ~

喋るのも
サンドイッチとか食べるのも
せめて
予告編まででにして欲しいです

本編始まってから
ガサガサ音立てはじめる‘やから’が
毎回
一人や二人いるのはなぜ?