~あらすじ~
アメリカ南部
ありふれた町の洋品雑貨店
ガンに冒され
医師にも見放された店主
ジェイブが2階に伏している
しかし
妻のレイディの関心は
夫にではなく
店の改装計画にあるらしい
彼女は
イタリア移民の娘で
父が
かつて開いていた
ワイン・ガーデンで過ごした
少女時代の思い出を心に抱いている
そんなある日
蛇革のジャケットを着て
ギターを持った奇妙な青年・ヴァルが現れた
彼の
どこか野性味や
純粋さを感じさせる人柄に魅かれ
レイディは
彼を雇い入れる
数週間後
ヴァルの
キャロルに対する思わせぶりな態度を
注意するレイディ
彼女は
いつの間にか
他の女性に嫉妬を抱くほど
ヴァルのことを思い始めていた
父の死後
金で買われるように
ジェイブの妻となり
この異郷の地で
苦汁をなめてきたレイディにとって
ヴァルは希望の光であった
しかし
町には保守的で排他的な空気が澱み
タブーを犯した者には
厳しい制裁が待ち受けている
レイディは
夫に内緒でヴァルを
店の小部屋に住まわせようとする
彼女の思惑と
その危険性を嗅ぎつけ
こっそり店を出ていくヴァル
だが
2人の絆は強い
再び舞い戻ったヴァルとレイディは
渾身の力で愛を確かめ合うのだった
復活祭の朝
もう2度と
床を離れることはない
と思われていたジェイブが
死神のごとく階段を降りてくる
驚きあわてるレイディとヴァル
ジェイブは
自分が
レイディの父と
その農園を焼き払った当人だ
と口走る
町の女たちの注目を魅き
保安官の妻
ヴィーとの中をも疑われるヴァル
瀕死の夫に構わず
今晩の新装開店に奔走するレイディ
2人に
この町の因襲と
暴力がのしかかってくる
保安官に
町からの退去を命じられたヴァルは
レイディに
別れ話を持ちかける
彼の裏切りに
逆上するレイディ
だが
自分がヴァルの子を
宿したと知ると
意気高らかに宣言する
たたかいに勝ったのよ 実を結んだのよ!
そしてその直後
喜色に満ちたレイディの顔面が
急に青ざめていく
2人の前に
ピストルを持ったジェイブが
立ちはだかっていた
まずは
レディ役・大竹しのぶさん
典型的な
憑依型タイプの
役者・大竹しのぶさん
今回も
それをまざまざと
魅せつけられました
とは言え
役にハマると
ヒステリックな
狂女っぽくなる傾向に
ならないでもない…
特に
声が変異するのです
決して
悪い意味ではございません
3Dの北島マヤなのです!
但し
好きか嫌いかと言う
個人的趣味嗜好は
二分されると思われます
正直申し上げて
σ(^_^;)
憑依された大竹しのぶさん
苦手です
パワー強過ぎ
キ~キ~声は
特にアウトです
で
今回も
見事にあてられて
帰って参りました
あとですね…
も~
役柄とは言え
演出だとは言え
σ(^_^;)より
年上のあ~たが
必要以上に触れないで~
と
心の奥底で
叫んでました
次は
ヴァル役・三浦春馬くん
これまで
地球ゴージャスプロデュース公演
劇団☆新感線公演と
どちらかと言えば
歌ありダンスあり
アドリブあり
何でもありの
特殊な舞台でした
そして今回
満を持して
地獄のオルフェウスで
初めての
ストレートプレイに
挑戦しています
これまで
出演した三浦くんの舞台
欠かさず見て
その成長を
毎回
楽しみにして参りました
台詞の量は
シェークスピア並
しかも
独りで永遠と
台詞を繰り出してました
まぁ~
若干
カミカミ部分もありましたが
頑張ってました
また
ギター片手に
歌も披露していましたが
お~
いつの間にか
ミュージカルっぽい
発声出来るようになってる…
この先
ミュージカルで
帝国劇場の舞台に
立つ姿を
見れるかも!?
と思わせる
才能(のびしろ)を
垣間見せてくれました
キャロル役・水川あさみさん
三浦春馬同様
4作品目となる
舞台のようですが
舞台いけます
役に融け込むのが
非常に上手いと思いました
コメディーも
いけそうです
独り舞台とか
役者が3人位しか
登場しない舞台なんか
見て見たい
と思った次第です
で
舞台についてですが
こわっ
偏見と慣習に囚われた
小さなコミュニティ
穏やかな水面の如くに思えた
人々の暮らしに
一滴の雫が落ちた
ヴァルと言う
異質物の登場によって
不安定な均衡が
徐々に崩れていきます
町の人間たちの
心に潜んでした
本性と申しますか
‘負’‘闇’‘歪’‘嫉妬’
人間の持つ
邪悪な部分が
ふつふつと
湧き出してくるんです
30歳になるまで
ロクでもない人生を
生きてきたハズのヴァルが
誰よりも
思いやりと慈愛の心を持ち
人を愛したいと
純粋に願う
善人に思えてくるのです
とは言え
若さ
美しい顔立ち
そして
若々しい肉体を持つ
ヴァルに対し
ジェイブをはじめとする
町の男たちは
激しい嫉妬
嫉み妬みの感情を向けていく…
遂には
洋品店で見つけた
バーナーから
炎が出る事を確認した
町の男たちが
下卑た面持ちで
ヴァルを探しに
店を飛び出していくて
そして
聞こえる
ヴァルの叫び声
阿鼻叫喚
そうなんです!
男たちは
レディの父親を
生きたまま
焼き殺しただけでなく
ヴァルをも…
因果応報
30年生きてきて
ロクな事してこなかった
ヴァルも
今更
善人になろうなんて
家族を持とうなんて
いっぱしの
父親になろうなんて
人生そんなに
甘くない
って事なのか?
でもね~
悔い改めようとした人間の
ささやかな希望や願いを
僅かな光明を
こうも
無残に打ち砕くと
流石にね~
すべて
濡れ衣だった訳ですし…
背筋が凍るラストでした
塵も積もれば山となる
人は
集団になると
善悪の思念が
より一層
強くなります
今回は
圧倒的に
残酷な心理が強くなっています
邪悪な
集団心理に対峙する時
‘純粋さ’や‘愛情’は
何と無力なのだろう…
余りにも救いがなく…
後味悪い
ですが
大変
見応えのある
舞台でした
アメリカ南部
ありふれた町の洋品雑貨店
ガンに冒され
医師にも見放された店主
ジェイブが2階に伏している
しかし
妻のレイディの関心は
夫にではなく
店の改装計画にあるらしい
彼女は
イタリア移民の娘で
父が
かつて開いていた
ワイン・ガーデンで過ごした
少女時代の思い出を心に抱いている
そんなある日
蛇革のジャケットを着て
ギターを持った奇妙な青年・ヴァルが現れた
彼の
どこか野性味や
純粋さを感じさせる人柄に魅かれ
レイディは
彼を雇い入れる
数週間後
ヴァルの
キャロルに対する思わせぶりな態度を
注意するレイディ
彼女は
いつの間にか
他の女性に嫉妬を抱くほど
ヴァルのことを思い始めていた
父の死後
金で買われるように
ジェイブの妻となり
この異郷の地で
苦汁をなめてきたレイディにとって
ヴァルは希望の光であった
しかし
町には保守的で排他的な空気が澱み
タブーを犯した者には
厳しい制裁が待ち受けている
レイディは
夫に内緒でヴァルを
店の小部屋に住まわせようとする
彼女の思惑と
その危険性を嗅ぎつけ
こっそり店を出ていくヴァル
だが
2人の絆は強い
再び舞い戻ったヴァルとレイディは
渾身の力で愛を確かめ合うのだった
復活祭の朝
もう2度と
床を離れることはない
と思われていたジェイブが
死神のごとく階段を降りてくる
驚きあわてるレイディとヴァル
ジェイブは
自分が
レイディの父と
その農園を焼き払った当人だ
と口走る
町の女たちの注目を魅き
保安官の妻
ヴィーとの中をも疑われるヴァル
瀕死の夫に構わず
今晩の新装開店に奔走するレイディ
2人に
この町の因襲と
暴力がのしかかってくる
保安官に
町からの退去を命じられたヴァルは
レイディに
別れ話を持ちかける
彼の裏切りに
逆上するレイディ
だが
自分がヴァルの子を
宿したと知ると
意気高らかに宣言する
たたかいに勝ったのよ 実を結んだのよ!
そしてその直後
喜色に満ちたレイディの顔面が
急に青ざめていく
2人の前に
ピストルを持ったジェイブが
立ちはだかっていた
まずは
レディ役・大竹しのぶさん
典型的な
憑依型タイプの
役者・大竹しのぶさん
今回も
それをまざまざと
魅せつけられました
とは言え
役にハマると
ヒステリックな
狂女っぽくなる傾向に
ならないでもない…
特に
声が変異するのです
決して
悪い意味ではございません
3Dの北島マヤなのです!
但し
好きか嫌いかと言う
個人的趣味嗜好は
二分されると思われます
正直申し上げて
σ(^_^;)
憑依された大竹しのぶさん
苦手です
パワー強過ぎ
キ~キ~声は
特にアウトです
で
今回も
見事にあてられて
帰って参りました
あとですね…
も~
役柄とは言え
演出だとは言え
σ(^_^;)より
年上のあ~たが
必要以上に触れないで~
と
心の奥底で
叫んでました
次は
ヴァル役・三浦春馬くん
これまで
地球ゴージャスプロデュース公演
劇団☆新感線公演と
どちらかと言えば
歌ありダンスあり
アドリブあり
何でもありの
特殊な舞台でした
そして今回
満を持して
地獄のオルフェウスで
初めての
ストレートプレイに
挑戦しています
これまで
出演した三浦くんの舞台
欠かさず見て
その成長を
毎回
楽しみにして参りました
台詞の量は
シェークスピア並
しかも
独りで永遠と
台詞を繰り出してました
まぁ~
若干
カミカミ部分もありましたが
頑張ってました
また
ギター片手に
歌も披露していましたが
お~
いつの間にか
ミュージカルっぽい
発声出来るようになってる…
この先
ミュージカルで
帝国劇場の舞台に
立つ姿を
見れるかも!?
と思わせる
才能(のびしろ)を
垣間見せてくれました
キャロル役・水川あさみさん
三浦春馬同様
4作品目となる
舞台のようですが
舞台いけます
役に融け込むのが
非常に上手いと思いました
コメディーも
いけそうです
独り舞台とか
役者が3人位しか
登場しない舞台なんか
見て見たい
と思った次第です
で
舞台についてですが
こわっ
偏見と慣習に囚われた
小さなコミュニティ
穏やかな水面の如くに思えた
人々の暮らしに
一滴の雫が落ちた
ヴァルと言う
異質物の登場によって
不安定な均衡が
徐々に崩れていきます
町の人間たちの
心に潜んでした
本性と申しますか
‘負’‘闇’‘歪’‘嫉妬’
人間の持つ
邪悪な部分が
ふつふつと
湧き出してくるんです
30歳になるまで
ロクでもない人生を
生きてきたハズのヴァルが
誰よりも
思いやりと慈愛の心を持ち
人を愛したいと
純粋に願う
善人に思えてくるのです
とは言え
若さ
美しい顔立ち
そして
若々しい肉体を持つ
ヴァルに対し
ジェイブをはじめとする
町の男たちは
激しい嫉妬
嫉み妬みの感情を向けていく…
遂には
洋品店で見つけた
バーナーから
炎が出る事を確認した
町の男たちが
下卑た面持ちで
ヴァルを探しに
店を飛び出していくて
そして
聞こえる
ヴァルの叫び声
阿鼻叫喚
そうなんです!
男たちは
レディの父親を
生きたまま
焼き殺しただけでなく
ヴァルをも…
因果応報
30年生きてきて
ロクな事してこなかった
ヴァルも
今更
善人になろうなんて
家族を持とうなんて
いっぱしの
父親になろうなんて
人生そんなに
甘くない
って事なのか?
でもね~
悔い改めようとした人間の
ささやかな希望や願いを
僅かな光明を
こうも
無残に打ち砕くと
流石にね~
すべて
濡れ衣だった訳ですし…
背筋が凍るラストでした
塵も積もれば山となる
人は
集団になると
善悪の思念が
より一層
強くなります
今回は
圧倒的に
残酷な心理が強くなっています
邪悪な
集団心理に対峙する時
‘純粋さ’や‘愛情’は
何と無力なのだろう…
余りにも救いがなく…
後味悪い
ですが
大変
見応えのある
舞台でした